【2026年最新】大阪の暴走族は7グループ773人!府警データで見る現在の実態
2026年10月時点で確認できる大阪府内の最新の通年データは、大阪府警察が公表した令和7年(2025年)の交通白書に掲載されている。
注目すべきなのは、構成員数が減少している一方、グループ数は前年と同じ7グループを維持している点だ。
2025年の内訳は次のとおり。
構成員数
前年比166人減
グループ数
前年と同数
共同危険型
違法競走型
大阪府警察・令和7年交通白書に基づく
過去6年間の推移
| 年 | グループ数 | 構成員数 | 走行台数 | 関連110番 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 6 | 1,075人 | 410台 | 3,438件 |
| 2021年 | 2 | 957人 | 268台 | 3,307件 |
| 2022年 | 4 | 1,010人 | 133台 | 2,864件 |
| 2023年 | 5 | 990人 | 483台 | 2,772件 |
| 2024年 | 7 | 939人 | 140台 | 3,841件 |
| 2025年 | 7 | 773人 | 172台 | 3,701件 |
出典:大阪府警察「令和7年交通白書」暴走族の実態と検挙状況
2020年と2025年を比較すると、構成員数は302人減少している。減少率は約28.1%だ。
一方、グループ数は2024年から7グループのまま変わっていない。つまり、人数の縮小が必ずしも組織数の減少につながっていない。
ここから読み取れるのは、大阪の暴走族問題が単純に消滅へ向かっているわけではないということだ。
共同危険型が全体の約97%を占める
2025年の773人を分類すると、共同危険型が753人、違法競走型が20人となる。
共同危険型の割合は約97.4%。大阪府内で警察が把握する暴走族の大部分が、集団で道路上の危険行為を行うタイプであることが分かる。
この数字は、大阪の暴走族対策を考えるうえで重要だ。
単にスピードを競う行為だけでなく、一般車両や歩行者を巻き込む可能性のある集団走行への対策が大きな課題となっている。
【通報件数を検証】大阪の暴走族関連110番は年間3,701件
構成員数の減少とは対照的に、暴走族関連の110番通報は高い水準で推移している。
2025年の通報件数は3,701件。前年の3,841件から140件減少したものの、2023年の2,772件と比較すれば929件多い。
特に多かったのは6月の427件、5月の424件、4月の382件だった。
土曜日と日曜日に通報が集中
曜日別の数字にも特徴がある。
- 土曜日:1,048件
- 日曜日:1,003件
- 金曜日:457件
- 月曜日:337件
- 火曜日:291件
- 水曜日:293件
- 木曜日:272件
土曜日と日曜日を合わせると2,051件。年間通報の約55.4%を占めている。
週末に通報が集中していることは、夜間や休日の集団走行、騒音などが地域住民の生活に影響している可能性を示す。
ただし、3,701件は警察が受理した関連通報の件数であり、暴走行為の発生回数や検挙件数と同じ意味ではない。同じ場所への複数通報などもあり得るため、数字をそのまま実際の暴走グループ数に置き換えることはできない。
通報件数が示す本当の問題
暴走族の実態を構成員数だけで判断すると、地域社会への影響を見落とす。
たとえば、構成員が減少していても、少数の集団による爆音走行や危険運転が続けば、周辺住民の不安は解消されない。
大阪府警が通報への協力を呼びかけている背景には、こうした生活環境への影響がある。
【2つのタイプを比較】共同危険型と違法競走型は何が違う?
大阪府警は暴走族を大きく2種類に分類している。
両者の違いは、集団で危険な走行をすることを主な特徴とするか、道路上で速度や運転技術を競うことを主な特徴とするかにある。
共同危険型暴走族
道路いっぱいに広がる走行、蛇行運転、信号無視など、集団で交通の危険を生じさせる行為が特徴。
違法競走型暴走族
峠道や道路区間などで走行タイムや運転技術を競い、危険な速度や走行方法で交通に危険を及ぼす行為が特徴。
共同危険型とは?
共同危険型は、複数のバイクや自動車が集団で走行し、一般車両の通行を妨げるなどの危険を発生させるタイプだ。
代表的な行為には次のようなものがある。
- 道路いっぱいに広がって走る。
- 蛇行運転を繰り返す。
- 赤信号を無視する。
- 大きな排気音を発しながら集団走行する。
問題は、本人たちだけでなく、周囲を走る一般車両や歩行者にも危険が及ぶことだ。
違法競走型とは?
違法競走型には、次のような集団が含まれる。
ローリング族
峠道などの一定区間を高速で走り、走行タイムやコーナリング技術を競う集団を指す。
ドリフト族
後輪を滑らせながらカーブを走行し、運転技術を競う集団を指す。
環状暴走族
高速道路などを高速で周回するタイプだ。
これらは単なるスポーツ走行とは区別される。公道で著しい速度超過や危険な走行を行い、交通の安全を脅かす場合に問題となる。
大阪府警の公式分類でも、ローリング族やドリフト族は違法競走型の具体例として挙げられている。
【歴代の大阪暴走族】有名グループは?2000年代の摘発記録から検証
大阪の暴走族の歴史を調べると、現在の7グループという数字とは異なる規模の集団が活動していた時代があった。
ただし、警察の公表資料に掲載されるのはグループ数や構成員数などが中心で、歴代グループの名称を網羅した公式一覧ではない。
歴史を振り返る際には、実際の摘発報道が参考になる。
2002年:東大阪市を中心とした9グループを摘発
2002年7月の自動車専門メディア「Response」の報道によると、大阪府警は東大阪市を中心に活動していた暴走族9グループ、計43人を共同危険行為の疑いで検挙した。
報道された事件では、約30台のバイクが国道170号線を走行し、信号無視や対向車線への蛇行などを行った疑いが持たれていた。
リーダー格の少年7人が逮捕され、残る36人は書類送検されたと報じられている。
複数のグループが連合を組んで集団走行した点も、この事件の特徴だった。
2004年:大阪南部の13グループ、82人を検挙
2004年4月には、堺市や大阪狭山市など大阪南部を拠点とする暴走族13グループが摘発された。
Responseの報道によれば、現役メンバーやOBなど合計82人が検挙され、このうち成人25人が逮捕された。
報道では、過去に対立していたグループをまとめて集団走行に参加させたOBの存在も取り上げられている。
当時の事件は、現役世代だけでなくOBが関わることで、過去のグループ間のつながりが再び表面化する場合があることを示している。
歴代グループ名を調べる際の注意点
大阪の暴走族について検索すると、地域名や年代、グループの通称を組み合わせた情報が見つかることがある。
しかし、過去の事件報道で確認できるグループ数と、現在も活動している団体の名称は別の情報だ。
特に注意したいのは、次の3点である。
- 過去に摘発されたグループが現在も存続しているとは限らない。
- OBを含む集団と現役メンバーのグループは同一視できない。
- 事件報道に名称が掲載されていない場合、ネット上の通称だけで実在性を断定できない。
大阪の歴代暴走族を理解するには、伝説的なグループ名を並べるよりも、東大阪や堺などで実際に報道された事件と、その時代の組織の変化を追う方が実態に近い。
【旧車會との違い】バイク好きの集まりも暴走族になる?
大阪の暴走族を調べる際、混同されやすいのが「旧車會」だ。
旧車會は、古いバイクや自動車を愛好する人たちの集まりを指す言葉としても使われる。しかし、大阪府警が注意喚起している旧車會は、暴走族風に改造した旧型車両で集団走行するグループを指している。
旧車會と暴走族の比較
| 比較項目 | 暴走族 | 旧車會 |
|---|---|---|
| 主な特徴 | 集団で危険な走行 | 旧型車両を中心とした集団 |
| 車両 | バイク・自動車 | 旧型バイク・自動車など |
| 走行形態 | 危険走行や違法競走 | 集団走行など |
| 騒音問題 | 爆音や空ぶかし | 大きな排気音など |
| 法的な判断 | 実際の行為による | 実際の行為による |
大阪府警の説明によると、旧車會の多くは、大きな騒音を発するマフラーを装着したり、消音器を取り外したりした車両で集団走行している。
そのため、地域住民に与える迷惑性は暴走族と変わらないと注意を促している。
旧車會に所属するだけで違法になる?
ここは誤解しやすい部分だ。
古いバイクを所有していることや、旧型車両を愛好すること自体が直ちに犯罪になるわけではない。
重要なのは、実際の走行方法や車両の状態だ。
例えば、保安基準に適合したバイクで交通ルールを守ってツーリングする場合と、消音器を取り外して爆音を発しながら集団で危険走行する場合では、法的な評価が異なる。
旧車會という名称だけで判断するのではなく、違法な走行や改造の有無を基準に考える必要がある。
【大阪府警の取締りと罰則】共同危険行為は免許取消しの対象
大阪府警は暴走族対策として、共同危険行為等禁止違反や騒音関係違反などの取締りを行っている。
2025年の検挙状況を見ると、共同危険行為等禁止違反の検挙件数は2件、検挙人員は14人だった。
一方、騒音関係違反の検挙人員は330人に上っている。
| 年 | 共同危険行為の検挙件数 | 同検挙人員 | 騒音関係違反の検挙人員 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 5件 | 58人 | 159人 |
| 2024年 | 3件 | 35人 | 328人 |
| 2025年 | 2件 | 14人 | 330人 |
この数字から分かるのは、共同危険行為の検挙人員が減る一方、騒音関係違反の検挙人員は高い水準にあることだ。
つまり、大阪府警の暴走族対策では、集団暴走だけでなく、違法改造や騒音を伴う運転への対応も大きな比重を占めている。
共同危険行為等禁止違反の罰則
道路交通法第68条では、共同危険行為等が禁止されている。
大阪府警が公表する罰則は次のとおりだ。
共同危険行為等禁止違反
または
違反点数
行政処分
免許試験を受けられない欠格期間は2年。2025年6月施行の拘禁刑制度に対応した大阪府警の現行表記。
罰則は、単にバイクで集まったことに対するものではない。集団で暴走行為を行い、道路交通に危険を生じさせる行為が対象となる。
違法改造や騒音運転にも罰則がある
共同危険行為以外にも、車両の整備状態や運転方法によって処罰される場合がある。
| 違反 | 刑事罰 | 違反点数 |
|---|---|---|
| 整備不良車両の運転 | 3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金 | 2点 |
| 消音器不備 | 5万円以下の罰金 | 2点 |
| 騒音運転 | 5万円以下の罰金 | 2点 |
特にマフラーの不正改造やエンジンの空ぶかしは、騒音問題として取り締まりの対象になる。
違反点数が累積すれば、免許停止や免許取消しにつながる可能性もある。
大阪府警はどのような対策を行っている?
大阪府警が公開している暴走族追放の啓発資料では、地域と家庭が一体となった対策を呼びかけている。
具体的には次のような取り組みだ。
- 暴走族への新規加入を防ぐ。
- 暴走行為を助長する環境をなくす。
- 集団が集まる場所や時間の情報を警察に提供する。
- 暴走行為を見物しない。
- 危険な集団走行を発見した場合は警察に通報する。
大阪府警のスローガンは、「暴走をしない、させない、見に行かない」。
暴走行為をする本人への取締りだけでなく、集団が形成される環境や見物人が集まる状況にも目を向けている。
【プロの結論】大阪の暴走族問題は「人数」だけでは判断できない
2025年の大阪府警のデータから見えてくるのは、構成員数の減少と、地域に残る迷惑行為の問題が必ずしも同じ速度で解消していないという実態だ。
特に注目すべきポイントは3つある。
1.構成員数は減少しているが、グループ数は横ばい
773人という数字は、2020年の1,075人と比較すれば明確な減少だ。しかし、グループ数は2024年と2025年で変化していない。組織の規模と活動の有無は分けて見る必要がある。
2.110番通報は年間3,000件を超えている
2025年は3,701件。前年より減少したものの、住民から寄せられる情報は依然として多い。構成員数だけを見て暴走族問題が解決したと判断するのは早い。
3.取締りの対象は集団暴走だけではない
共同危険行為の検挙人員は減少している一方、騒音関係違反の検挙人員は330人だった。違法改造や騒音運転も、地域の交通安全を守るうえで無視できない問題になっている。
大阪の暴走族を理解するうえで重要なのは、昔のグループ名や派手なバイクの外観ではない。
現在の構成員数、危険走行の実態、地域住民への影響、そして法令に基づく取締りを総合的に見ることだ。
【大阪暴走族】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、大阪の暴走族は何人いますか?
A1:2026年10月時点で確認できる最新の通年公表値は2025年の773人です。大阪府警の交通白書によると、7グループが把握されています。
Q2:大阪の暴走族は何グループありますか?
A2:2025年末時点で7グループです。内訳は共同危険型が5グループ、違法競走型が2グループとなっています。
Q3:大阪で暴走族関連の110番通報は何件ありますか?
A3:2025年は3,701件です。前年の3,841件から140件減少しましたが、年間3,000件を超える通報が続いています。
Q4:共同危険型と違法競走型の違いは何ですか?
A4:共同危険型は集団で広がり走行や蛇行運転、信号無視などを行うタイプです。違法競走型はローリング族やドリフト族など、速度や運転技術を競う危険走行を行うタイプです。
Q5:旧車會と暴走族は同じですか?
A5:厳密には異なります。旧車會は旧型車両を中心とするグループですが、違法改造や危険な集団走行を行えば取締りの対象になります。旧型バイクを所有しているだけで暴走族になるわけではありません。
Q6:大阪で暴走族の共同危険行為をするとどんな罰則がありますか?
A6:道路交通法第68条違反となり、2年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される可能性があります。違反点数は25点で、運転免許取消しの対象です。
Q7:暴走族を見かけた場合はどこに通報すればよいですか?
A7:現在進行中の危険な集団走行や交通妨害を目撃した場合は110番に通報してください。継続的な集合場所や活動情報などは、最寄りの警察署に相談できます。安全を優先し、追跡や接近は避けてください。
まとめ:大阪暴走族の今後は構成員数と地域への影響に注目
大阪暴走族の2026年時点の実態を示す最新の通年データでは、2025年の構成員数は773人、グループ数は7グループ、関連110番通報は3,701件だった。
構成員数は減少しているものの、通報件数は依然として高水準にあり、地域住民の生活環境や道路交通の安全に関わる課題は残っている。
共同危険型と違法競走型の違い、旧車會との関係、共同危険行為の罰則を正しく理解することは、ネット上の噂や過去のイメージに左右されず、現在の大阪の状況を把握するために役立つ。
今後も注目すべきなのは、グループ数や構成員数だけではなく、110番通報の推移、危険走行の検挙状況、違法改造への取締りだ。大阪府警が公表する交通白書の継続的な確認が、地域の安全を考えるうえで重要になる。
主な参照資料:大阪府警察「令和7年交通白書」「暴走族とは」「旧車會とは」「厳しい罰則」「暴走族追放チラシ」、内閣府「令和8年交通安全白書」、Response(2002年7月・2004年4月の摘発報道)。 (出典: 大阪 暴走 族(Yahoo!ニュース))