月井隼南とは何者か?空手世界一からMMA転向まで2026年最新経歴を徹底解説
月井隼南(つきい・じゅんな)さんは、2019年東南アジア競技大会と2022年ワールドゲームズで金メダルを獲得した、日本とフィリピンにルーツを持つ元空手日本代表・フィリピン代表の格闘家です。1991年9月30日にフィリピンのパサイで生まれ、3歳で日本へ移住。拓殖大学で学び、社会科の教員免許を取得するなど、競技以外のキャリアも築いてきました。
2022年のワールドゲームズでは女子組手50kg級を制し、世界の頂点に立ちました。一方、2024年には26年間続けた空手の競技生活に区切りをつけ、総合格闘技(MMA)へ転向。2026年10月現在は、MMA選手として新たなキャリアに挑戦しています。金メダル獲得までの道のりから、学歴、国籍、教師経験、直近の試合結果まで詳しく整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 出身・プロフィール:1991年9月30日生まれ、フィリピン・パサイ出身。3歳から日本で育った日比にルーツを持つ選手。
- 空手の実績:2019年東南アジア競技大会、2022年ワールドゲームズの女子組手50kg級で金メダルを獲得。
- 学歴・仕事:東大阪大学敬愛高校、拓殖大学を卒業。社会科教員免許を取得し、母校で教師・指導者を経験。
- 2026年の現在:2024年にMMAへ転向。2026年5月のDEEP JEWELS 53に出場し、9月の大会は練習中のけがで欠場。
【プロフィール】月井隼南はどんな空手家?出身・年齢・国籍を解説
月井隼南さんは、幼少期から日本の空手環境で技術を磨き、のちに母親の祖国であるフィリピンの代表選手として国際舞台に立ったアスリートです。
日本で育った経験とフィリピンとの文化的なつながりを持つことが、彼女の競技人生を理解するうえで大きなポイントになります。
月井隼南の基本プロフィール
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 月井隼南(つきい・じゅんな) |
| 英語表記 | Junna Villanueva Tsukii |
| 生年月日 | 1991年9月30日 |
| 年齢 | 35歳(2026年10月29日時点) |
| 出身地 | フィリピン・パサイ |
| ルーツ | 日本人の父、フィリピン人の母 |
| 競技歴 | 空手から総合格闘技(MMA)へ |
| 主な階級 | 空手・女子組手50kg級 |
| 出身大学 | 拓殖大学 |
| 代表歴 | 日本代表、フィリピン代表 |
| 主な実績 | 2019年東南アジア競技大会金メダル、2022年ワールドゲームズ金メダル |
フィリピン出身で3歳から日本で育った
月井さんは1991年9月30日、フィリピンのパサイで誕生しました。父親は日本人で空手の指導者、母親はフィリピン人です。
3歳のときに日本へ移住し、その後は日本を生活と競技の基盤として成長しました。
空手との関係も家族の影響が大きく、父親が空手師範だったことから、幼い頃から競技に親しんでいます。正式な競技活動を本格化させたのは7歳頃です。
世界空手連盟(WKF)の2021年の選手紹介でも、フィリピン生まれで日本に移住した経歴や、父親から空手を学んだ背景が紹介されています。
月井隼南の国籍は日本とフィリピン?
月井さんの国籍については、日本人の父親とフィリピン人の母親を持つという家族背景が関係しています。
2020年のNumber Webのインタビュー記事では、生まれたときから日本国籍とフィリピン国籍を持っていたと紹介されています。
ただし、国籍とスポーツにおける代表資格は別の概念です。月井さんは高校時代から日本代表として活動し、2017年からはフィリピン代表として国際大会に出場するようになりました。
つまり、フィリピン代表になったことを、日本国籍を失ったという意味に結び付けることはできません。
競技上はフィリピンを代表して戦った選手であり、日本で育った経験とフィリピンのルーツを併せ持つことが、彼女の大きな特徴です。
【学歴・教師経験】拓殖大学で学び、社会科教員免許を取得
月井隼南さんの経歴で特徴的なのが、トップアスリートとして活動する一方、大学で学業にも取り組み、教師として教壇に立った経験があることです。
出身高校は東大阪大学敬愛高等学校
高校は大阪府の東大阪大学敬愛高等学校です。
関西の強豪校で空手の技術を磨き、中学・高校時代には全国大会で優勝。高校時代には日本代表にも選出されました。
拓殖大学学友会が2018年に掲載した卒業生紹介でも、小学6年生、中学、高校、インターハイ、新潟国体などで優勝した競技実績が紹介されています。
拓殖大学では国際学部で学ぶ
高校卒業後は東京都の拓殖大学に進学し、国際学部で学びました。
拓殖大学学友会の2018年4月の記事には、月井さんが国際学部卒業生であり、空手道部の出身であることが記されています。
大学時代は順調な競技生活ばかりではありませんでした。17歳頃から膝の靱帯断裂や半月板損傷などの大きなけがに悩まされ、手術やリハビリを繰り返すことになります。
Number Webの2020年の取材記事によると、大学時代は試合への出場も難しく、競技復帰後も長期間勝利から遠ざかりました。
それでも競技を諦めず、大学生活のなかで別の将来にも目を向けたことが、後の教師経験につながっています。
社会科の教員免許を取得し、母校で教師を経験
月井さんは大学3年生の頃から教員免許の取得を目指しました。
Number Webのインタビューでは、競技者としての自分だけでなく、空手着を着ていないときにも自信を持てる人間になりたいという考えが、資格取得を目指した背景として紹介されています。
その結果、社会科の教員免許を取得。卒業後は母校の東大阪大学敬愛高等学校で教壇に立ち、非常勤講師や空手部の指導にも携わりました。
HALF TIMEの2023年のインタビューでも、母校で非常勤講師として働きながら、空手部のコーチを務めていたことが本人の話として紹介されています。
教師として生徒を指導する経験は、単に知識を伝えるだけではありません。自身もけがから復帰する過程で苦労してきたからこそ、できないことに悩む生徒の気持ちを理解する立場にもなりました。
【空手の成績・経歴】2019年東南アジア競技大会から2022年世界一まで
月井隼南さんの名前を世界に広めたのは、フィリピン代表として獲得した国際大会のメダルです。
特に2019年の東南アジア競技大会と2022年のワールドゲームズは、彼女の競技人生を代表する2つの実績です。
月井隼南の主な経歴・大会成績一覧
| 年 | 出来事・大会 | 結果・内容 |
|---|---|---|
| 1991年 | フィリピン・パサイで誕生 | 3歳で日本へ移住 |
| 7歳頃 | 空手を本格的に開始 | 父親の指導のもと競技を続ける |
| 高校時代 | 日本代表に選出 | 国内大会で優勝 |
| 2017年 | フィリピン代表として活動 | 代表国を変更 |
| 2018年 | ジャカルタ・アジア大会 | 女子組手50kg級銅メダル |
| 2019年12月7日 | 東南アジア競技大会 | 女子組手50kg級金メダル |
| 2021年 | アジア選手権 | 女子組手50kg級銀メダル |
| 2021年 | 空手1プレミアリーグ | カイロ、リスボンで優勝 |
| 2022年7月8日 | ワールドゲームズ2022 | 女子組手50kg級金メダル |
| 2024年 | 空手競技からMMAへ転向 | 8月31日にMMAデビュー |
| 2025年 | DEEP JEWELSに出場 | KO勝利などを記録 |
| 2026年5月 | DEEP JEWELS 53 | 桐生祐子選手にTKO負け |
| 2026年9月 | DEEP JEWELS 54 | 練習中のけがで欠場 |
2019年東南アジア競技大会で金メダルを獲得
2019年12月7日、フィリピンのマニラで開催された第30回東南アジア競技大会(SEA Games)。月井さんは女子組手50kg級に出場しました。
決勝ではベトナムのDinh Thi Huong選手と対戦し、1対0で勝利。見事に金メダルを獲得しました。
フィリピン代表として空手競技の金メダルを獲得したことで、月井さんは同国の競技界でも存在感を高めました。
フィリピンの報道機関Philippine Daily Inquirerも、この優勝を大きく取り上げています。
2022年ワールドゲームズで女子組手50kg級の金メダル
月井さんの最大の実績が、2022年7月にアメリカ・アラバマ州バーミングハムで開催されたワールドゲームズ2022です。
ワールドゲームズは、オリンピック競技以外の種目なども含む国際総合競技大会です。空手競技の女子組手50kg級に出場した月井さんは、フィリピン代表として金メダルを獲得しました。
決勝ではベネズエラのYorgelis Salazar選手を2対0で破り、優勝。準決勝では日本の宮原美穂選手にも4対3で勝利しています。
大会公式記録にも、女子組手50kg級の金メダリストとしてJunna TSUKIIの名前が掲載されています。
また、フィリピンのGMA Newsは、この金メダルが2022年ワールドゲームズにおける同国最初の金メダルだったと報じました。
日本で育ち、フィリピン代表として世界の舞台に立ち、国を代表する金メダルを獲得したことは、月井さんの競技人生を象徴する出来事です。
【日本からフィリピン代表へ】国を変えた理由と競技人生の転機
月井隼南さんの経歴を語るうえで欠かせないのが、日本代表からフィリピン代表へと活動の軸を移した決断です。
2017年にフィリピン代表へ転向した背景
月井さんは高校時代から日本代表として活動していました。しかし、空手がオリンピック競技に採用されたことをきっかけに、自身のルーツであるフィリピンの空手界について考えるようになります。
HALF TIMEの2023年のインタビューでは、フィリピンの子どもたちに空手を通じて貢献したいという思いが語られています。
日本には、全国大会からアジア大会、世界大会へと進む競技環境が整っています。一方、フィリピンでは同じような育成環境が十分ではないことを知り、自分の経験を生かしたいと考えたのです。
2017年からフィリピン代表として活動し、競技の拠点もフィリピンへ移しました。
競技環境が整わないなかで世界を目指した
2026年5月に公開されたアイデンティティー・パートナーズの講演レポートでは、フィリピンへ移住した当時の苦労が紹介されています。
月井さんによると、現地には十分な練習場所や道場がなく、仕事探しから始める必要がありました。練習相手がいない状況でも、フットワークやイメージトレーニングを続けていたといいます。
目標にしたのはアジア大会でのメダル獲得でした。メダルを獲得することで国からの競技予算につながる仕組みがあることを知り、まずは結果を出すことに集中したのです。
2018年のアジア大会で銅メダルを獲得し、2019年の東南アジア競技大会では金メダルを獲得。その後、2022年のワールドゲームズで世界の頂点に立ちました。
この歩みは、個人の技術や努力だけでなく、競技環境や育成制度がアスリートの成長にどれほど影響するかを示しています。
【2026年現在】空手を引退してMMAへ!最新の所属と試合結果
2026年の月井隼南さんを理解するうえで、最も重要なのが2024年の競技転向です。
現在は空手の現役選手として大会に出場しているのではなく、総合格闘技(MMA)を主戦場としています。
2024年に26年間の空手競技生活に区切り
2024年6月、月井さんは空手の現役競技生活を終え、MMAへ転向することを発表しました。
当時の報道によると、空手を始めてから約26年間にわたる競技生活に区切りをつけ、新しい舞台に挑戦する決断でした。
2024年8月31日にはDEEPの大会で坂本瑠華選手と対戦し、リアネイキッドチョークによる一本勝ち。MMAデビュー戦を白星で飾っています。
続く2024年11月の試合ではケイト・ロータス選手に一本負けを喫しました。空手で培った打撃技術に加えて、組み技や寝技への対応が必要になるMMAの難しさにも直面しています。
2025年から2026年のMMA試合結果
2025年9月のDEEP JEWELS 50ではSAAYA選手と対戦。グラウンド状態での顔面への蹴りが反則となり、失格負けとなりました。
しかし、同年11月23日のDEEP JEWELS 51ではSAAYA選手との再戦が実現。1ラウンド35秒でKO勝ちを収め、前戦の敗北から巻き返しました。
そして2026年5月24日、DEEP JEWELS 53では桐生祐子選手と対戦しました。試合は2ラウンド1分37秒、グラウンドパンチによるTKO負けとなっています。
試合結果をまとめると、2026年5月終了時点のプロMMA戦績は2勝3敗です。
2026年9月の大会はけがで欠場
次の注目試合として予定されていたのが、2026年9月6日のDEEP JEWELS 54です。
月井さんは海咲イルカ選手との対戦を予定していましたが、練習中のけがによって欠場することがDEEP公式サイトから発表されました。
そのため、対戦カードは古瀬美月選手と海咲イルカ選手の試合に変更されています。
2026年10月29日時点で確認できる直近の競技状況は、5月のTKO負けと9月の欠場です。復帰戦の日程については、今後のDEEP公式発表が注目されます。
現在の所属は?コア・ライフプランニングとの関係
月井さんの所属や仕事については、競技時代のプロフィールと現在の活動を分けて考える必要があります。
過去のプロフィール情報では、保険代理店のコア・ライフプランニング株式会社が勤務先として紹介されています。ただし、2026年の最新の大会情報や活動紹介では、同社への現在の在籍を裏付ける情報は確認できません。
一方、2026年9月のDEEP公式発表では、月井さんはFIGHT BASE所属として掲載されています。また、2026年5月のDEEP JEWELS 53ではフリーとして出場していました。
所属表記は大会や時期によって変わるため、最新の活動状況を見る場合は、直近の大会主催者による選手紹介を基準にするのが適切です。
さらに、2026年5月のアイデンティティー・パートナーズによる紹介では、MMA選手として活動しながら、子どもたちや学生への指導にも取り組んでいるとされています。
【プロの結論】月井隼南の本当の強みは競技を越えて挑戦する姿勢
月井隼南さんの経歴を振り返ると、単に空手で世界一になった選手という説明だけでは、その人物像を十分に捉えられません。
彼女のキャリアには、大きく3つの特徴があります。
1. 日本とフィリピンの競技環境を知る経験
日本で育ち、日本代表として活動した後、フィリピン代表へ転向したことは、月井さんならではの経歴です。
競技環境の違いを知っているからこそ、選手個人の努力だけでは解決できない育成制度や練習環境の課題にも目を向けてきました。
2. けがや挫折を経ても競技を続けた経験
大学時代には膝の大きなけがに苦しみ、競技から離れざるを得ない時期もありました。
それでも空手を続け、代表復帰を果たし、2019年と2022年の金メダルにつなげています。
一度の成功だけで評価するのではなく、長い時間をかけて競技を続けた過程にも注目したい選手です。
3. 空手の実績に甘えずMMAで再出発したこと
ワールドゲームズの金メダリストであれば、空手の指導者として活動する道もあります。しかし月井さんは、MMAという別競技で初心者に近い立場から挑戦する道を選びました。
2026年の講演レポートでは、MMAへの転向について、初心者の難しさを改めて理解することで、教える際の言葉選びや指導方法にも幅が出るという趣旨を語っています。
これは競技者としての挑戦であると同時に、指導者として成長するための選択でもあります。
今後の評価では、空手時代のメダル数だけでなく、MMAでの試合内容、けがからの復帰、後進への指導活動をそれぞれ分けて見ることが重要です。
【月井隼南】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:月井隼南の年齢は何歳ですか?
A1:1991年9月30日生まれです。2026年10月29日時点で35歳です。
Q2:月井隼南は日本人ですか?フィリピン人ですか?
A2:日本人の父親とフィリピン人の母親を持ち、フィリピンで生まれ、3歳から日本で育ちました。過去の報道では出生時から両国籍を持っていたとされています。競技では2017年からフィリピン代表として活動しました。
Q3:月井隼南はオリンピックで金メダルを獲得しましたか?
A3:いいえ。金メダルを獲得したのは2022年ワールドゲームズです。オリンピックとワールドゲームズは別の大会です。
Q4:月井隼南の出身大学はどこですか?
A4:拓殖大学です。国際学部を卒業し、社会科の教員免許を取得しています。
Q5:月井隼南は現在も空手を続けていますか?
A5:2024年6月に空手の現役競技生活を終え、総合格闘技(MMA)へ転向しました。2026年もDEEP JEWELSなどの大会に出場しています。
Q6:月井隼南は現在どこに所属していますか?
A6:2026年9月のDEEP公式発表ではFIGHT BASE所属として掲載されています。ただし、過去の大会ではフリーと表記された時期もあり、所属情報は大会ごとの最新発表を確認する必要があります。
Q7:月井隼南はコア・ライフプランニングで現在も働いていますか?
A7:過去のプロフィールには同社が勤務先として掲載されていますが、2026年現在の在籍を確認できる最新の公式情報はありません。現在はMMA選手としての活動と、子どもや学生への指導活動が紹介されています。
まとめ:月井隼南の2026年はMMAで新たな挑戦を続ける段階
月井隼南さんは、フィリピンで生まれ、3歳から日本で育ち、空手で世界の頂点に立ったアスリートです。
2019年東南アジア競技大会の金メダル、2022年ワールドゲームズの金メダルは、フィリピン代表として残した大きな実績です。拓殖大学で学び、社会科の教員免許を取得し、母校で教師や指導者を経験したことも、彼女の経歴を特徴付けています。
2024年には空手からMMAへ転向。2025年にはKO勝利を挙げ、2026年5月にはTKO負けを経験しました。9月の試合はけがによって欠場しており、今後は競技復帰の動向が注目されます。
月井隼南という選手を知る際には、過去の空手の金メダルと、現在のMMAでの戦績を混同しないことが大切です。空手の世界王者としての実績を持ちながら、異なる競技で再び挑戦を続ける姿こそ、2026年の彼女を理解する重要なポイントです。
今後の試合日程や所属情報については、DEEP・DEEP JEWELSの公式発表を確認することで、最新の活動を把握できます。
主な参考資料・情報源
- 世界空手連盟(WKF)の選手紹介
- ワールドゲームズ2022公式結果
- 拓殖大学学友会の卒業生紹介
- Number Webの人物インタビュー
- HALF TIMEの2023年インタビュー
- アイデンティティー・パートナーズの2026年講演レポート
- DEEP・DEEP JEWELSの2026年公式試合結果・欠場発表
(出典: 月 井 隼 南(Yahoo!ニュース))