創価学会と公明党の関係とは?結党の歴史・選挙支援・2026年の現在地を徹底解説

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創価学会と公明党の関係とは?結党の歴史・選挙支援・2026年の現在地を徹底解説
創価学会と公明党の関係とは?結党の歴史・選挙支援・2026年の現在地を徹底解説
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🎵 創価学会と公明党の関係とは?結党の歴史・選挙支援・2026年の現在地を徹底解説

創価学会と公明党の関係は、日本政治を理解するうえで欠かせないテーマです。1964年11月17日に結党された公明党は、創価学会を支持母体とする政党として発展し、選挙活動や政策形成、政権運営を通じて大きな政治的影響力を持ってきました。一方、宗教団体が政党を支援することについては、憲法20条の政教分離との関係や、選挙における組織的な支援の実態をめぐり、長年にわたって議論が続いています。

2025年10月には、1999年以来続いていた自民党との連立政権が解消され、2026年1月には公明党と立憲民主党の衆議院議員らによる「中道改革連合」が結成されました。しかし、同年9月には中道改革連合の分裂が決まり、公明党出身議員の復党など、新たな政治的展開が生まれています。2026年10月29日現在の動きを踏まえ、両者の歴史的なつながりから選挙支援、憲法上の論点、現在の関係までを整理します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 結党の経緯:公明党は池田大作・創価学会会長(当時)の発意により、1964年11月17日に結成された。
  • 選挙での関係:創価学会は公明党の支持母体であり、候補者への支持表明や会員による選挙支援を行っている。
  • 政教分離の論点:宗教団体による政治活動は憲法上直ちに禁止されないが、国家と宗教の関係には厳格な制約がある。
  • 2025年の転換:政治資金問題をめぐる自民党との対立から、26年間続いた自公連立が解消された。
  • 2026年の現在:創価学会は中道改革連合を衆院選で支持したが、同連合は9月に分裂し、公明党出身議員は公明党への復党方針を決めた。

【基本を解説】創価学会と公明党の関係は?支持母体と政党の違い

創価学会公明党関係
【画像】創価 学会 公明党 関係 関連ショット

創価学会と公明党は、別々の組織でありながら、歴史的にも政治活動の面でも密接につながっています。その関係を端的に表すのが、創価学会は「支持団体」、公明党は「支持を受ける政党」という位置づけです。

創価学会は、日蓮仏法を基盤とする宗教団体です。1930年に創立された牧口常三郎、戸田城聖らの教育思想を出発点とし、戦後に組織を拡大しました。宗教活動を中心に、教育、文化、平和などの分野にも取り組んでいます。

一方、公明党は、国会や地方議会で議員を擁立し、法律や予算、行政政策について意思決定に参加する政治団体です。創価学会の理念に影響を受けて誕生しましたが、政党としては独自の綱領や規約、役員、政策決定機関を持っています。

公明党の公式説明でも、創価学会との関係は支持団体と支持を受ける政党という関係だとされています。つまり、両者が無関係というわけではありませんが、宗教団体と政党が同一の法人や組織であるという意味でもありません。

この関係を理解する際には、次の3つを区別する必要があります。

  • 創価学会:宗教活動を中心とする支持団体。
  • 公明党:選挙で議員を選出し、政治活動を行う政党。
  • 支持・協力関係:創価学会が公明党や候補者を支持し、選挙活動などで協力する関係。

特に重要なのは、創価学会が公明党の支持母体であることは公明党自身が公表している事実だという点です。両者の関係をめぐる議論では、この公表された関係と、政策決定における具体的な影響力の問題を混同しないことが大切です。

(出典:公明党「創価学会との関係性」、創価学会公式サイトの沿革)

【歴史を時系列で整理】1964年の公明党結党から2026年までの転換点

創価学会公明党関係
【写真】創価 学会 公明党 関係 近影・注目カット

創価学会と公明党の関係は、1964年に突然始まったものではありません。創価学会の政治活動は1950年代から展開され、政治団体の設立を経て、独立した政党の結成へと進みました。

1961年:公明政治連盟の結成

創価学会公明党関係
【資料】創価 学会 公明党 関係 報道・メディア記録

公明党の直接の前身は、1961年11月27日に結成された「公明政治連盟」です。

当時、創価学会は宗教活動だけでなく、社会や政治に関する課題にも関心を広げていました。会員の政治参加を組織的に進めるため、政治団体を設立する流れが生まれます。

池田大作氏は1960年に創価学会第3代会長に就任しており、政治分野への進出を推進した中心人物の一人でした。

1964年:池田大作氏の発意で公明党が結党

1964年11月17日、公明政治連盟を母体として公明党の結成大会が開催されました。

公明党の公式沿革や関係資料によると、池田大作氏が創価学会会長だった時代に、同氏の発意によって結党が進められました。

結党の背景には、宗教的な理念を社会福祉や政治に反映させたいという考えがありました。公明党は「大衆福祉」や「人間性の尊重」を掲げ、生活者の声を政治に届ける政党として活動を開始します。

1970年:言論出版妨害問題と政教分離の方針

公明党の歴史を考えるうえで避けられないのが、1969年から1970年にかけて社会問題となった言論出版妨害事件です。

評論家・藤原弘達氏の著書『創価学会を斬る』をめぐり、創価学会や公明党関係者による出版への圧力が問題視され、国会でも取り上げられました。

1970年5月3日、池田大作会長(当時)は創価学会の本部総会で、言論問題への反省を表明しました。同時に、創価学会と公明党の制度上の分離を進める方針を示しました。

この出来事は、宗教団体と政党の関係を明確に区別する必要性が社会的に強く意識される契機となりました。ただし、組織上の分離方針が示されたことと、支持・協力関係そのものが消滅したことは別の問題です。

1998年:公明党の再結成

1994年の政界再編に伴い、公明党は分党し、一部の議員が新進党に参加しました。その後、新進党の解党などを経て、1998年11月7日に「公明」と「新党平和」が合流し、公明党が再結成されます。

1999年:自民党との連立政権に参加

1999年10月5日、自民党、自由党、公明党による自自公連立内閣が発足しました。これが、後に長期間続く自公協力の出発点です。

2003年には自民党と公明党による連立政権の枠組みとなり、その後、政権交代などを挟みながらも、両党の協力関係は維持されました。

2025年:自公連立の解消

2025年10月10日、公明党は自民党との連立政権をいったん白紙とし、関係に区切りをつけることを決定しました。主な争点は、自民党派閥の政治資金問題や企業・団体献金の規制強化をめぐる対応でした。

2026年:中道改革連合の結成と分裂

2026年1月には中道改革連合が結成され、創価学会は同党を次期衆院選で支持することを決定しました。しかし、同年9月には同連合の分裂と新たな政治活動の枠組みへの移行が決まりました。

主な出来事を一覧にすると、次のようになります。

時期出来事関係への影響
1961年11月公明政治連盟を結成政治活動の組織化
1964年11月17日公明党の結党創価学会を支持母体とする政党が誕生
1970年5月言論問題への反省と政教分離方針両組織の制度上の分離を推進
1998年11月公明党を再結成現在につながる政党組織が成立
1999年10月自公連立政権が発足公明党が政権運営に参加
2025年10月10日自公連立を解消26年間の協力関係に区切り
2026年1月中道改革連合を結成創価学会が衆院選での支持を決定
2026年9月中道改革連合の分裂方針公明党出身議員の復党と統一会派構想

(出典:公明党「沿革」、創価学会「池田先生のご生涯」、公明党・創価学会の2025~2026年公表資料)

【選挙支援の実態】創価学会の組織票はどれほど強いのか?

創価学会と公明党の関係が特に注目されるのが、国政選挙や地方選挙における選挙支援です。

公明党は、全国に広がる創価学会の会員ネットワークを背景に、選挙で一定の支持を得てきました。一般に、このような組織的な投票行動や支持活動は「組織票」と呼ばれます。

創価学会はどのような選挙支援を行うのか

創価学会は、中央社会協議会や各都道府県の社会協議会などで、選挙における支援方針を検討・決定すると説明しています。

具体的な支援活動としては、候補者や政党の政策を紹介する活動、支持者への情報提供、知人・友人への支持の呼びかけなどが挙げられます。

創価学会は2022年1月の中央社会協議会で、同年夏の参院選比例代表について公明党への支持を決定しました。その際、選挙支援は候補者の所属政党だけでなく、政治姿勢、政策、人格、実績などを考慮する「人物本位」が原則であると説明しています。

つまり、学会側の公式説明では、選挙のたびに支援対象を検討し、主体的に判断する仕組みになっています。

公明党の比例代表得票数から見える組織力

組織票の規模を考えるうえでは、実際の選挙結果が参考になります。

公明党の比例代表得票数は、2024年の衆院選で約596万票、2025年の参院選で約521万票でした。いずれも数百万票規模の支持を獲得しており、全国的な選挙基盤を持つ政党であることが分かります。

一方、2025年の参院選では、2022年の参院選で獲得した約618万票から約97万票減少しました。組織的な支持基盤が存在しても、選挙結果が固定されるわけではありません。

主な数字を整理すると、以下のとおりです。

  • 2022年参院選:比例代表約618万票。
  • 2024年衆院選:比例代表約596万票。
  • 2025年参院選:比例代表約521万票。

(出典:公明党の選挙結果・党公式沿革、2025年参院選開票結果)

組織票の実態を数字だけで判断できない理由

ここで注意したいのが、比例代表の得票数と創価学会員の人数は同じではないという点です。

公明党の得票には、創価学会員だけでなく、政策に賛同する一般有権者や、会員から支持を呼びかけられた友人・知人などの票も含まれます。

反対に、創価学会員であっても、全員が公明党に投票するとは限りません。投票先は有権者個人が決めるものであり、宗教団体への所属だけで投票行動を確定することはできません。

したがって、約521万票という数字を、そのまま創価学会員の投票数と解釈することは不適切です。公開された選挙結果だけでは、会員による投票と非会員による投票を正確に分離できません。

また、組織票という言葉には、組織的な支持活動という意味と、個人の意思を無視した強制的な投票という意味が混在しがちです。両者は区別する必要があります。

選挙における組織的な支持活動そのものと、投票の強制や買収などの違法行為は、法律上も別の問題です。個々の行為については、具体的な事実に基づいて判断する必要があります。

【政策決定の仕組み】公明党は創価学会の指示で動いているのか?

創価学会と公明党の関係で、もう一つ大きな疑問となるのが、政治政策を最終的に誰が決めているのかという点です。

創価学会が公明党の支持母体である以上、両者の間に政治的な意見交換や政策上の連携があることは自然です。しかし、それだけで公明党のすべての政策が創価学会から指示されていると判断することはできません。

公明党の政策は党内機関で検討される

公明党の公式FAQによると、政策の立案・検討を担うのは党内の政務調査会です。

政務調査会の下には、外交・安全保障、財政・金融、厚生労働などの分野別部会が設置されています。所属議員が各分野の課題を検討し、意見を交換しながら政策を練り上げる仕組みです。

さらに、党の中央幹事会は政策や方針を決定する常設の議決機関とされています。代表や党幹部による常任役員会は、決定された政策や方針を執行します。

党側は、全国約3,000人の地方議員のネットワークも政策形成の強みとして挙げています。地方議員が地域住民から聞き取った要望を党本部に届け、政策に反映する仕組みです。

創価学会との連絡協議会とは

両者の関係を考えるうえで見逃せないのが、「連絡協議会」です。

公明党の公式FAQによると、創価学会と公明党は現在も不定期に連絡協議会を開催しており、協議内容はマスコミに公開していると説明されています。

こうした会合は、両組織が完全に独立して互いに何の接点も持たない関係ではないことを示しています。支持団体と政党の間で、政治情勢や活動方針について意見交換する機会が存在するということです。

ただし、連絡協議会が存在することと、公明党の政策決定権が創価学会にあることは同義ではありません。具体的な政策について誰が提案し、どの機関が決定したのかは、個別の議事や公式資料などに基づいて検証する必要があります。

創価学会員でなくても公明党に入党できる

公明党は、創価学会員でなければ党員になれないという制度を採用していません。

公明党の公式FAQによると、党の綱領や規約を守り、政策や党活動に参加しようとする18歳以上の人は、国籍を問わず党員になることができます。所定の入党手続きと党員2人以上の紹介などが必要です。

この点からも、公明党が創価学会の会員だけで構成される宗教団体ではなく、政党として独自の党員制度を持っていることが分かります。

(出典:公明党「よくあるご質問」「機構」「公明規約」)

【憲法20条を検証】創価学会と公明党の関係は政教分離に違反するのか?

創価学会と公明党の関係をめぐって長年議論されているのが、日本国憲法20条に定められた政教分離の原則です。

宗教団体が特定の政党を支持し、選挙活動に協力することは許されるのか。宗教的な理念を政治に反映させることは問題ないのか。こうした疑問は、両者の歴史的な結びつきが強いからこそ生まれています。

憲法20条が定める政教分離とは

日本国憲法20条は、信教の自由を保障するとともに、宗教団体が国から特権を受けたり、政治上の権力を行使したりすることを禁止しています。

また、国やその機関が宗教教育その他の宗教的活動を行うことも禁止されています。

この規定の中心にあるのは、国家権力が特定の宗教を優遇したり、宗教的な価値観を国民に強制したりすることを防ぐという考え方です。

一方、憲法21条は集会、結社、言論などの自由を保障しています。宗教団体の構成員も、個人として政治的な意見を表明し、支持する候補者や政党を選ぶ権利を持っています。

宗教団体による政治活動は認められるのか

この問題については、国会における政府答弁が重要な参考資料になります。

1970年4月24日の衆議院議員提出質問に対する政府答弁書では、政教分離の原則は、国などの公的機関が国家権力の行使に際して宗教に介入・関与することを排除する趣旨であり、宗教団体の政治活動まで一律に排除するものではないという見解が示されました。

さらに、2000年5月19日の森喜朗内閣による参議院への答弁書では、憲法20条にいう「政治上の権力」は、立法権、裁判権、課税権、行政権など、国や地方公共団体に独占されている統治的権力を指すという政府解釈が示されています。

また、宗教団体と密接な関係にある政党の所属議員が内閣の構成員になったとしても、宗教団体と議員・内閣は法律的に別個の存在であり、それだけで憲法20条違反にはならないという考え方が示されました。

それでも政教分離の議論がなくならない理由

ここで注意すべきなのは、宗教団体の政治活動が認められることと、宗教と政治の関係に問題が一切ないことは別だという点です。

憲法上の問題を検討する場合、少なくとも次の観点が重要になります。

  • 国家の中立性:国や行政機関が特定宗教を優遇していないか。
  • 政治権力の行使:宗教団体が国家に独占される統治権力を直接行使していないか。
  • 信教の自由:宗教的な行為や政治的な選択を強制されていないか。
  • 公的資金の扱い:宗教団体への公金支出など、憲法89条との関係に問題がないか。

特に創価学会と公明党の場合、結党の経緯から選挙支援、連絡協議会に至るまで、両者の結びつきが公に説明されています。そのため、組織上の分離だけでなく、政治的な影響力や意思決定の透明性についても議論が続いています。

つまり、宗教団体が政党を支持しているという事実だけで違憲と断定することも、政党が別組織であるという説明だけであらゆる問題が解決したと判断することも適切ではありません。

(出典:日本国憲法20条・21条・89条、衆議院の1970年4月24日政府答弁書、参議院の2000年5月19日政府答弁書)

【2025~2026年の最新動向】自公連立解消後、創価学会と公明党はどう変わった?

創価学会と公明党の現在の関係を理解するには、2025年10月の自公連立解消と、2026年の中道改革連合をめぐる動きを分けて見る必要があります。

2025年10月10日:26年間続いた自公連立が解消

2025年10月10日、公明党の斉藤鉄夫代表は、自民党との連立政権をいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけると表明しました。

公明党側が重視したのは、自民党の政治資金問題への対応です。特に政治資金収支報告書の不記載問題の全容解明と、企業・団体献金の規制強化を求めていました。

公明党の説明では、自民党から具体的な対応が示されなかったことが連立解消の決定的な理由でした。

一方、自民党の高市早苗総裁(当時)は、党内の手続きを経ずに党首会談の場で回答することは難しいと説明し、連立解消は大変残念だとの認識を示しました。

両党の説明には立場の違いがありますが、政治資金問題への対応をめぐる対立が連立解消の直接的な原因になった点は共通しています。

これにより、1999年から野党時代も含めて続いてきた26年間の協力関係が終わりました。

2026年1月:創価学会が中道改革連合への支持を決定

2026年1月、公明党や立憲民主党などの衆議院議員が結集し、新党「中道改革連合」が結成されました。

公明党は1月15日の党中央幹事会で、新党を全面的に支援する方針を決定しています。

これを受け、創価学会の中央社会協議会は1月22日に開催され、翌23日に公式発表を行いました。

発表では、中道改革連合が掲げる「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」という理念や、現実的な中道政治、生活者を重視する政策などを評価しています。

また、公明党出身の衆議院議員が新党の主要な役割を担っていることなどを理由として、2026年の衆議院議員総選挙で中道改革連合を支持することを決定しました。

これは創価学会が公明党以外の政党を支持する可能性を示す、重要な動きでした。少なくとも、創価学会の選挙支援が常に公明党という政党名だけを基準に決まるわけではないことが、公式発表から確認できます。

2026年2月:中道改革連合は49議席を獲得

2026年2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙では、中道改革連合は小選挙区7人、比例代表42人の合計49議席を獲得しました。

比例代表の総得票数は10,438,802票、得票率は18.23%でした。

ただし、公示前の勢力は172議席だったため、選挙後は大幅に議席を減らしています。選挙結果をもって、創価学会の支援がそのまま従来の公明党の得票基盤と同じ規模で機能したと断定することはできません。

中道改革連合の得票には、立憲民主党出身の候補者や支持者の票も含まれており、創価学会の支援による票だけを切り分けることはできないためです。

2026年9月:中道改革連合が分裂、公明党出身議員は復党へ

2026年9月には、中道改革連合が当初目指していた立憲民主党と公明党を中心とする政治勢力の結集が実現せず、党の活動形態を変更する方針が決まりました。

9月11日の中道改革連合の小川淳也代表の会見では、立憲民主党出身の衆議院議員21人による新党の協議と、公明党出身の28人の復党を進め、衆議院では統一会派「中道」を結成する構想が説明されました。

テレビ朝日などの報道でも、立憲民主党出身議員は新党を結成し、公明党出身議員は公明党に復党する方針が伝えられています。

つまり、2026年1月に創価学会が中道改革連合を支持したという事実は変わりませんが、同年9月以降は政治組織そのものが変化しています。

2026年10月29日現在の関係はどうなっている?

2026年10月29日時点では、創価学会と公明党の基本的な支持関係がなくなったわけではありません。

2026年1月の中道改革連合への支持決定は、特定の衆院選に向けた支持方針でした。その後、同連合が分裂し、公明党出身議員が復党する方向に進んだことで、創価学会と公明党の従来の関係を基盤とする政治活動に戻る形となっています。

一方、立憲民主党出身議員との統一会派構想など、他党との連携も残されています。したがって、2026年の政治状況を単純に「自公から中道へ移った」と理解するのは正確ではありません。

なお、FNNが2026年10月17日・18日に実施した世論調査では、政党支持率は公明党が2.8%、中道改革連合が0.6%でした。ただし、これは世論調査上の支持率であり、創価学会員の支持率や実際の選挙得票数を表すものではありません。

(出典:自民党2025年10月10日発表、公明党2025年10月12日発表、創価学会2026年1月23日発表、公明党2026年2月15日発表、中道改革連合2026年9月11日発表、FNN2026年10月19日報道)

【誤解を整理】創価学会と公明党の関係について知っておきたい5つのポイント

創価学会と公明党については、インターネット上でもさまざまな説明や意見が見られます。しかし、事実として確認できる内容と、政治的な評価や推測は分けて考える必要があります。

誤解1:創価学会と公明党は同じ組織である

両者は同一組織ではありません。創価学会は宗教法人、公明党は政治活動を行う政党です。歴史的なつながりや支持関係はありますが、組織としては別個の存在です。

誤解2:公明党の議員は全員が創価学会員である

公明党は創価学会員以外でも入党できる制度を設けています。党員資格と宗教団体への所属は同じではありません。

誤解3:創価学会の会員は全員が公明党に投票する

選挙の投票先は有権者個人が決めるものです。創価学会が公明党への支持を決定した場合でも、会員全員が同じ政党に投票したことを示す公的な統計はありません。

誤解4:宗教団体が政党を支援することは憲法違反である

憲法20条の政教分離は、宗教団体の政治活動をすべて禁止する規定ではありません。1970年と2000年の政府答弁でも、宗教団体の政治活動と国家権力による宗教的活動は区別されています。

誤解5:2025年の自公連立解消で創価学会と公明党の関係も終わった

2025年に解消されたのは、自民党と公明党の連立関係です。創価学会と公明党の支持関係ではありません。2026年に創価学会が中道改革連合を支持したことも、創価学会と公明党の関係が消滅したことを意味しません。

これらを整理すると、重要なのは、宗教団体と政党の組織上の関係、選挙における協力関係、憲法上の評価、そして個々の有権者の投票行動を、それぞれ別の問題として捉えることです。

【創価学会公明党関係】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:創価学会と公明党はなぜ関係が深いのですか? A1:1961年に公明政治連盟が結成され、1964年11月17日に池田大作創価学会会長(当時)の発意によって公明党が結党されたためです。創価学会が支持母体となり、選挙支援などを通じて長年協力関係を築いてきました。

Q2:創価学会と公明党の関係は現在も続いていますか? A2:続いています。2025年の自公連立解消は、自民党と公明党の関係に関する出来事です。創価学会と公明党の支持関係が解消されたわけではなく、2026年も両者の連絡協議会や選挙支援に関する公式説明が存在しています。

Q3:創価学会の組織票は何票くらいありますか? A3:創価学会員だけの投票数を正確に示す公的な統計はありません。参考となる公明党の比例代表得票数は、2024年衆院選で約596万票、2025年参院選で約521万票でした。ただし、これらには創価学会員以外の有権者の票も含まれます。

Q4:創価学会が公明党を支援することは政教分離違反ですか? A4:宗教団体が政党を支持することだけで、直ちに憲法20条違反になるわけではありません。政府は、国家による宗教への介入・関与と、宗教団体による政治活動を区別する見解を示しています。

Q5:2026年の中道改革連合を創価学会が支持したのはなぜですか? A5:創価学会は2026年1月22日の中央社会協議会で、中道改革連合の人間主義や中道政治の理念、公明党出身議員の参画などを評価し、衆院選での支持を決定しました。その後、同連合は9月に分裂方針を決定しています。

Q6:池田大作氏は現在も公明党に影響を与えているのですか? A6:池田大作氏は公明党の結党を発意した人物ですが、2023年11月15日に95歳で逝去しています。現在の公明党の政策や組織運営は、党の役員や政策決定機関などによって進められています。歴史的な理念への影響と、現在の具体的な指示や意思決定は区別する必要があります。

まとめ:創価学会と公明党の関係を正しく理解するための判断基準

創価学会と公明党の関係は、1964年の結党から60年以上続く、日本政治の特徴的な組織関係です。池田大作氏の発意によって誕生した公明党は、創価学会を支持母体として選挙基盤を築き、国政や地方政治で存在感を発揮してきました。

両者の関係は、単に宗教団体が政党を応援しているというだけではありません。結党の歴史、選挙支援、連絡協議会、政策形成、政教分離をめぐる議論など、複数の側面から理解する必要があります。

2025年10月の自公連立解消は、公明党が自民党との協力関係を見直した大きな転換点でした。さらに2026年1月には創価学会が中道改革連合を支持し、同年9月には同連合が分裂するという新たな展開も起きています。

今後、両者の関係を評価する際には、次の3つの判断基準が重要です。

  • 組織の独立性:創価学会と公明党がそれぞれの規約や機関に基づいて活動しているか。
  • 政治的な透明性:選挙支援や政策決定に関する説明が十分に公開されているか。
  • 憲法との整合性:宗教団体の政治活動の自由と、国家による宗教的中立性が守られているか。

創価学会と公明党の関係をめぐる議論では、「政教一致か、政教分離か」という二者択一だけでは実態を十分に理解できません。歴史的な結びつきがあることは事実であり、その一方で、宗教団体と政党の制度上の違いも存在します。

大切なのは、支持母体としての影響力を客観的に検証しながら、政策の決定過程、選挙活動の透明性、政治家の説明責任を個別に評価することです。2026年以降の日本政治においても、創価学会と公明党の関係は、政党の独立性と宗教団体の政治参加を考える重要な論点であり続けます。 (出典: 創価 学会 公明党 関係(Yahoo!ニュース))