【2026年最新】巨人の戦力外通告は22人!支配下12人・育成10人の内訳
2026年10月29日までに発表された選手を集計すると、巨人の戦力外通告・自由契約の対象は合計22人。内訳は支配下選手12人、育成選手10人となっている。
今回の特徴は、育成選手だけでなく、1軍での実績や将来性を評価されてきた支配下選手にも契約の見直しが広がったことだ。さらに、来季の契約を結ばないと通知された選手と、自由契約になって育成契約を打診される見込みの選手が混在している。
ベースボールキングなどの10月29日更新の選手一覧でも、巨人は支配下12人、育成10人の計22人。12球団の中でも対象人数が多い球団となっている。
なお、2026年の第2次戦力外通告期間は10月30日まで。以下は9月30日から10月25日までに発表された巨人の対象選手を整理したものだ。
【発表日別一覧】9月30日から10月25日までの巨人戦力外選手
巨人の発表は、9月末の育成選手への通告から始まり、10月に入って支配下選手へと広がった。発表日と契約上の区分を分けて見ると、今回の人事の全体像が分かりやすい。
2026年・巨人の戦力外通告と自由契約一覧
一覧で重要なのは、自由契約になった選手を一律に「巨人を完全退団する選手」と扱わないことだ。萩尾、松浦、浅野らには育成契約の打診が見込まれており、球団に残って再起を図る可能性がある。
一方、山田、郡、岡田、湯浅のように来季の契約を結ばない旨を通知された選手は、新しい所属先を探すことが現実的な選択肢となる。
【注目選手の去就】湯浅大・山田龍聖・郡拓也・岡田悠希はどうなる?
今回の支配下選手の発表で特に注目されるのが、湯浅大、山田龍聖、郡拓也、岡田悠希の4人だ。それぞれポジションもプロでの経験も異なるが、共通するのは1軍で継続的な出場機会を確保する難しさに直面していた点である。
湯浅大:守備力を評価されたユーティリティー内野手に戦力外通告
1997年ドラフトではなく2017年ドラフト8位・健大高崎高校出身
内野複数ポジションを守れる守備力と俊足が持ち味。
湯浅は2017年ドラフト8位で巨人に入団。二塁、三塁、遊撃を守れる選手として、守備固めや代走など幅広い役割を担ってきた。
2022年には自己最多の63試合に出場。1軍通算では140試合に出場しており、決してプロでの実績がない選手ではない。
しかし、2026年シーズンの1軍出場はわずか4試合。打席も2打数にとどまり、安打はなかった。ファームでは86試合に出場して打率.225、OPS.631を記録していたが、1軍での出場機会を増やすには至らなかった。
10月26日の報道では、湯浅は戦力外通告の翌日から練習を再開。現役続行を希望し、他球団からのオファーを待つ意向を示した。
日刊スポーツによると、師匠として自主トレをともにしてきた坂本勇人からも現役続行を後押しされたという。湯浅にとっては、巨人で培った守備力と複数ポジションへの対応力を、新天地でどう評価してもらえるかが勝負になる。
山田龍聖:左腕投手として新天地を模索
2021年ドラフト2位で入団した左腕。
山田は2021年ドラフト2位で巨人に入団した投手。昨季は育成契約から支配下登録を勝ち取り、1軍登板も経験した。
2026年は2試合に登板。防御率0.00という結果を残していたものの、登板機会は限られ、10月5日に来季の契約を結ばない旨が通知された。
日刊スポーツの10月6日付報道では、山田は岡田、郡とともに現役続行を希望している。左腕という特性を生かし、先発・中継ぎの双方で新たなチャンスを得られるかが焦点となる。
郡拓也:捕手と複数ポジションをこなす器用さが武器
捕手に加えて内外野も守れるユーティリティー性が特徴。
郡は2016年ドラフト7位で日本ハムに入団。2024年3月に若林晃弘とのトレードで巨人へ移籍した。
捕手だけでなく内野や外野も守れる器用さを持っていたが、巨人移籍後の1軍出場は限られ、2026年シーズンは1軍出場がなかった。
戦力外通告後は現役続行を希望している。捕手の守備力に加え、複数ポジションを守れる点は、選手層の厚さに制約がある球団にとって評価材料となり得る。
岡田悠希:2026年に決勝打を放ちながらも契約非更新
2021年ドラフト5位。長打力を備えた外野手。
岡田は2021年ドラフト5位で巨人に入団。プロ1年目の2022年には33試合に出場した。
2026年は8月9日のヤクルト戦で決勝打を放ち、お立ち台にも上がった。しかし、1軍出場はシーズンを通じて3試合にとどまり、レギュラー定着には至らなかった。
10月5日の通告後は、山田、郡と同様に現役続行を希望している。限られた出場機会の中で結果を残した経験を、新天地で生かせるかが注目される。
【自由契約の真相】浅野翔吾ら6選手はなぜ育成契約打診の見込みなのか?
10月25日の発表で大きな話題になったのが、2022年ドラフト1位の浅野翔吾を含む6選手の自由契約だ。
自由契約という言葉だけを見ると、球団から完全に見放されたように感じるかもしれない。しかし、今回の6選手については、育成契約を打診する見込みだと複数の報道が伝えている。
2022年ドラフト1位。右膝の手術後、リハビリを継続中。
浅野翔吾はドラフト1位でも自由契約になった
浅野は高松商業高校から2022年ドラフト1位で巨人に入団。プロ1年目から1軍で本塁打を記録し、2024年には阪神戦で満塁本塁打を放つなど、将来の主力候補として期待されてきた。
ところが2026年は、プロ入り後最少となる9試合の出場、打率.185、1本塁打にとどまった。
さらに8月には右膝内側半月板縫合術を受け、現在はリハビリに取り組んでいる。日刊スポーツなどの報道では、球団は浅野に育成契約を打診する見込みとされている。
浅野のケースで注目したいのは、自由契約が必ずしも選手としての評価を完全に失ったことを意味しない点だ。故障からの復帰を優先し、支配下登録枠をいったん外れた状態で再スタートする選択肢がある。
10月25日に自由契約となった6選手
浅野以外にも、北浦竜次、宇都宮葵星、鈴木大和、知念大成、三塚琉生が同日に自由契約となった。
- 北浦竜次(投手):日本ハムから移籍した左腕。巨人加入1年目の2026年は1軍13試合に登板し、防御率8.03。
- 宇都宮葵星(内野手):育成から支配下登録を勝ち取った内野手。2026年はプロ初出場を経験。
- 鈴木大和(外野手):2026年7月に支配下登録へ復帰。昨オフに続く自由契約となった。
- 知念大成(外野手):育成から支配下に昇格。巨人加入1年目に1軍15試合へ出場。
- 三塚琉生(外野手):2025年6月に育成から支配下へ昇格したが、2026年の1軍出場はなかった。
6選手については、スポーツ報知や日刊スポーツなどが育成契約を打診する見込みと報じている。つまり、今回の自由契約は、支配下契約を終了させて選手を再編するための手続きという側面も持つ。
戦力外通告と自由契約は何が違う?
野球ファンが混同しやすいのが、この2つの言葉だ。実際には、意味もその後の手続きも異なる。
| 用語 | 意味 | 選手のその後 |
|---|---|---|
| 戦力外通告 | 球団が来季の契約を結ばない意思を伝えること | 他球団への移籍や引退などを検討 |
| 自由契約 | 選手契約が解除され、他球団とも契約できる状態 | 他球団移籍や同一球団との再契約が可能 |
| 育成契約 | 支配下登録とは異なる育成選手としての契約 | 支配下への再登録を目指す |
| FA宣言 | FA権を取得した選手が権利を行使すること | FA制度に基づいて他球団と交渉 |
日本野球機構(NPB)の野球協約第58条では、自由契約選手として公示された選手は、いずれの球団とも自由に選手契約を締結できると定められている。
ここで注意したいのは、自由契約とフリーエージェント(FA)は別の制度だということ。自由契約は契約解除に伴う状態であり、FA権を取得して宣言したことを意味しない。
また、育成契約になった選手は支配下登録選手ではないため、1軍公式戦に出場するには、改めて支配下登録を勝ち取る必要がある。
したがって、浅野らの自由契約を「巨人から完全に追放された」と受け取るのは正確ではない。育成契約の打診が実現すれば、同じ球団で再び1軍を目指す道が残される。
【育成選手10人の現状】松井颯・板東湧梧・富田龍らの明暗
9月30日と10月1日に発表された育成選手10人の中には、1軍で実績を残した選手や、将来を期待されながら故障に苦しんだ選手もいる。
松井颯:球団史上初の記録を持つ右腕は現役続行を希望
2022年育成ドラフト1位。2023年に支配下登録。
松井は明星大学から2022年育成ドラフト1位で入団した右腕。2023年5月21日の中日戦でプロ初登板初先発を果たし、初勝利を記録した。
育成ドラフトで指名された新人が初登板で勝利したのは、巨人球団史上初の快挙だった。その後は故障などもあり、2025年から再び育成契約となった。2026年は1軍・2軍とも公式戦登板がなかった。
9月30日の戦力外通告後、松井は現役続行を明言。直球の力を取り戻し、再びNPBで投げることを目指している。
板東湧梧:ファームで好成績も現役引退を決断
ソフトバンクでの経験を持つ右腕。
板東は2018年ドラフト4位でソフトバンクに入団し、1軍通算114試合に登板。2025年オフにソフトバンクを退団し、巨人とは育成契約で加入した。
2026年のファーム成績は29試合登板、5勝2敗、防御率2.74。数字だけを見ると一定の結果を残していたが、支配下登録には届かなかった。
本人は9月30日に現役引退を決断したと明らかにした。プロ8年間の1軍通算成績は10勝11敗、22ホールド、1セーブ、防御率2.91。巨人での最後のシーズンについては、新しい環境でプレーできた充実感も語っている。
富田龍:最速151キロの左腕は現役続行を希望
2021年育成ドラフト8位。左投げの投手。
富田は四国学院大学を経て2021年育成ドラフト8位で入団。最速151キロの直球を持ち味とする左腕だ。
2026年のファーム公式戦は2試合、3イニングを投げて無失点。一軍登板はなかった。
9月30日の通告後、富田は現役続行を希望。大きなけががなく、体の状態が良好であることを理由に、野球を続けたい意向を示した。
石田隼都・森本哲星も現役引退へ
石田隼都は東海大相模高校で2021年春のセンバツ優勝を経験し、同年ドラフト4位で巨人に入団した左腕。しかし、度重なる故障に苦しみ、2024年には左肘のトミー・ジョン手術を受けた。一軍登板を果たせないまま、23歳で現役引退を決断した。
森本哲星も9月30日に現役引退を表明。市立船橋高校時代に甲子園へ出場した左腕で、巨人では育成選手としてプレーしていた。左肩の故障と球速低下に苦しみ、今季限りで野球選手としての生活に区切りをつけることを明らかにした。
板東、石田、森本の3人が引退を決断した一方、松井と富田は現役続行を希望している。同じ育成選手への通告でも、選手によって選択する道は大きく異なっている。
【巨人が戦力外通告を行う理由】成績だけでは測れないプロ野球の現実
巨人の戦力外通告を理解するうえで重要なのは、1軍での成績だけを基準に選手の価値を判断できないという点だ。
球団の編成判断には、複数の要素が絡む。
1. 1軍での出場機会と競争環境
支配下登録選手は、1軍の試合に出場できる立場にある。しかし、同じポジションに実績ある選手が複数いる場合、若手や控え選手が出場機会を得ることは難しくなる。
湯浅のように守備の汎用性が高い選手でも、1軍で4試合しか出場できなければ、来季の構想に残るためのアピール機会は限られてしまう。
2. 故障からの復帰と育成期間の見極め
浅野や石田の事例が示すように、故障は選手のキャリアを大きく左右する。
浅野は右膝の手術後に育成契約を打診される見込みとなった。一方、石田は長期間のリハビリを経て引退を決断している。同じ故障という問題に直面しても、年齢、回復状況、本人の意思、球団の育成方針によって進路は異なる。
3. 育成枠と支配下登録枠の再編
育成選手は、支配下登録を目指して競争する立場にある。球団は限られた育成枠を使いながら、将来性のある選手を獲得し、育成しなければならない。
板東はファームで防御率2.74を記録したが、支配下登録を勝ち取れなかった。これは、ファームの成績が良ければ必ず支配下に戻れるわけではないことを示している。
4. ポジション別の補強計画
捕手、内野手、外野手、投手のどのポジションを厚くするかは、シーズン終了後の編成で重要になる。
今回の巨人は、投手だけでなく捕手や内外野手にも契約の見直しが及んだ。単純な個人の成績評価だけでなく、2027年シーズンのチーム構成を見据えた判断が背景にあると考えられる。
ただし、個々の選手に対する球団内部の評価や具体的な通告理由は、すべてが公表されているわけではない。成績や故障歴は判断材料を考えるうえで参考になるが、それだけで球団の決定理由を断定することはできない。
【移籍先と現役続行の見通し】12球団合同トライアウト2026にも注目
戦力外通告を受けた選手の次の進路は、大きく分けて4つある。
- 他球団の支配下選手として契約する。
- 元の球団や他球団と育成契約を結ぶ。
- 独立リーグや社会人野球などで競技を続ける。
- 現役を引退し、新しいキャリアへ進む。
2026年10月30日時点で、巨人から発表された22人については、契約非更新や自由契約の通知と、その後の移籍先決定を分けて考える必要がある。
現役続行を明らかにした湯浅、山田、郡、岡田、松井、富田らには、他球団からのオファーや育成契約などの選択肢が残る。反対に、板東、石田、森本は引退を決断しており、野球人生の次の段階へ進む。
12球団合同トライアウト2026の日程
エイブル トライアウト2026
2026年・火曜日
バンテリンドーム ナゴヤ
愛知県名古屋市
午後4時
シートバッティング開始予定
主催:日本プロ野球選手会。予備日なし。
出典:日本プロ野球選手会公式発表。
2026年の合同トライアウトは、日本プロ野球選手会が主催する「エイブル トライアウト2026〜挑め、その先へ〜」として開催される。
球団から次年度の契約更新をされなかった選手や、育成再契約を打診された選手、NPB復帰を目指す選手などにアピールの機会を提供するイベントだ。
ただし、トライアウトに参加することだけが再就職への道ではない。他球団との個別交渉や、代理人を通じた交渉などで契約が決まる可能性もある。参加するかどうかだけで選手の現役続行の可能性を判断することはできない。
巨人の選手では、松井や富田のように現役続行を希望する投手、湯浅のように複数ポジションを守れる野手の動向が注目される。NPBでの実績と現在のコンディションをどう評価されるかが、次の契約を左右することになる。
【巨人戦力外通告】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の巨人の戦力外通告は何人ですか?
A1:10月29日までに発表された対象選手は合計22人です。支配下選手12人、育成選手10人で、自由契約になった選手も含まれています。
Q2:巨人の戦力外通告はいつ発表されましたか?
A2:主な発表日は9月30日、10月1日、10月5日、10月9日、10月25日です。最初は育成選手9人への契約非更新発表でした。
Q3:湯浅大はなぜ戦力外になったのですか?
A3:2026年の1軍出場が4試合にとどまりました。ただし、球団が個別の詳細な理由を公表したわけではありません。湯浅本人は現役続行を希望しています。
Q4:浅野翔吾は巨人を退団するのですか?
A4:10月25日に自由契約が通知されましたが、報道では球団が育成契約を打診する見込みとされています。右膝の手術後のリハビリを続けており、巨人で再出発する可能性があります。
Q5:自由契約と戦力外通告は同じ意味ですか?
A5:同じではありません。戦力外通告は来季の契約を結ばない意思を伝えることで、自由契約は契約解除後に他球団とも自由に契約できる状態を指します。自由契約後に元の球団と育成契約を結ぶケースもあります。
Q6:松井颯、板東湧梧、富田龍は現役を続けますか?
A6:松井と富田は現役続行を希望しています。一方、板東は2026年9月30日に現役引退を決断しました。
Q7:12球団合同トライアウト2026はいつ開催されますか?
A7:11月17日(火)にバンテリンドーム ナゴヤで開催予定です。午後4時からシートバッティング開始予定で、日本プロ野球選手会が主催します。
まとめ:巨人の戦力外通告2026は再出発と世代交代の分岐点
2026年の巨人では、9月30日から10月25日までの間に、支配下選手と育成選手を合わせて22人が戦力外通告・自由契約の対象となった。内訳は支配下12人、育成10人。チーム編成の大きな転換期を迎えている。
特に注目すべきなのは、湯浅大の契約非更新と、浅野翔吾ら6選手の自由契約の違いだ。湯浅は現役続行を希望し、新天地を模索。一方、浅野らには育成契約の打診が見込まれており、同じ退団関連の発表でも、その後の進路は異なる。
育成選手では松井颯と富田龍が現役続行を希望し、板東湧梧、石田隼都、森本哲星は引退を決断した。選手それぞれのキャリアや考え方が、次の進路を左右している。
今後の注目ポイントは、育成契約の正式発表、他球団への移籍、現役続行を希望する選手の獲得交渉、そして11月17日の12球団合同トライアウトだ。
巨人の2027年シーズンに向けた再編は、選手にとっては新しい挑戦の始まりでもある。今回の通告を単なる退団者一覧として見るのではなく、それぞれの選手がどのような形でプロ野球人生を続けるのか、あるいは新たな道へ進むのか。その動向が、今後のストーブリーグの大きな焦点となる。 (出典: 巨人 戦力 外 通告(Yahoo!ニュース))