日本嫌いな国ランキング2026最新!中国・韓国・米国の対日感情と好感度を徹底比較
「日本が嫌いな国はどこなのか?」という疑問に対し、2026年の最新調査から見えてくる実態は、ネット上で語られるイメージとは少し異なる。日本への好感度が低い国として名前が挙がりやすい中国や韓国でも、世代や政治情勢、文化交流、旅行経験によって日本に対する印象は大きく異なる。一方、東南アジアやインドでは、日本に対する非常に高い好感度が確認されている。
2026年6月4日に公表されたアウンコンサルティングの「第14回親日度調査」と、外務省が2026年3月13日に公表した「令和7年度海外対日世論調査」を比較すると、日本への好感度と外交上の信頼度は必ずしも同じではないことが分かる。中国、韓国、アメリカだけでなく、ASEAN諸国やインドの結果も含め、日本嫌いな国ランキングという検索ワードの裏側にある国際世論を検証する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 最新調査:2026年のアウンコンサルティング調査では、インド99.5%、タイ99.3%など、日本への好感度が極めて高い国が並ぶ。
- 中国・韓国:中国では否定的な回答が相対的に多い一方、韓国は前年比15.1ポイントの好感度回復を記録した。
- 見落としやすい事実:日本が好きかどうか、外交相手として信頼するか、実際に旅行したいかは、それぞれ異なる指標である。
【2026年最新】日本嫌いな国ランキングは中国が最多!米国・韓国も比較
2026年の日本への好感度を比較するうえで、中心となるのがアウンコンサルティングの第14回親日度調査だ。
調査期間は2026年5月8日から12日まで。韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、イギリスの14カ国・地域で、20歳以上の男女を対象に実施された。
この調査では、日本に対する印象を「大好き」「好き」「嫌い」「大嫌い」の4段階で質問している。「嫌い」「大嫌い」を合算すると、中国が42.9%で最も高かった。
中国に続くのはアメリカの15.9%、韓国の13.1%だ。イギリスは8.4%、シンガポールは6.5%となっている。
ただし、これは調査対象となった14カ国・地域の中での比較であり、世界中のすべての国を対象とした公式ランキングではない。北朝鮮やロシア、中東諸国などは調査対象に含まれていない。
また、アウンコンサルティングの調査では、インドやタイなど11カ国・地域で「大好き」「好き」の合計が90%を超えた。日本に否定的な印象を持つ人が一部の国で目立つ一方、世界的には日本に好意的な回答が多数を占める調査結果となっている。
【14カ国・地域比較】日本への好感度と嫌悪率ランキング2026
2026年のアウンコンサルティング調査を基に、「嫌い」「大嫌い」の合計が高い順に整理した。好感度についても「大好き」「好き」の合計を併記している。
| 順位 | 国・地域 | 日本への好感度 | 嫌い・大嫌い |
|---|---|---|---|
| 1位 | 中国 | 57.0% | 42.9% |
| 2位 | アメリカ | 84.0% | 15.9% |
| 3位 | 韓国 | 86.9% | 13.1% |
| 4位 | イギリス | 91.7% | 8.4% |
| 5位 | シンガポール | 93.5% | 6.5% |
| 6位 | マレーシア | 94.5% | 5.6% |
| 7位 | 香港 | 95.3% | 4.4% |
| 8位 | 台湾 | 98.1% | 1.4% |
| 9位 | ベトナム | 98.2% | 1.8% |
| 10位 | オーストラリア | 99.1% | 0.9% |
| 11位 | インドネシア | 99.1% | 0.8% |
| 12位 | フィリピン | 99.1% | 0.8% |
| 13位 | タイ | 99.3% | 0.7% |
| 14位 | インド | 99.5% | 0.5% |
出典:アウンコンサルティング「第14回親日度調査」(2026年6月4日公表)。好感度は「大好き」+「好き」、否定的回答率は「嫌い」+「大嫌い」の合算。各項目の小数点以下の丸めにより、合計が100%にならない場合がある。
ランキングで注目したいのは、中国とアメリカの差だ。中国では否定的な回答が42.9%に達する一方、アメリカは15.9%。同じく日本に対する否定的な印象が一定数存在していても、その割合には大きな開きがある。
韓国についても、2024年や2025年の報道で取り上げられた反日感情の強さだけで判断すると、2026年の変化を見落としてしまう。最新調査では好感度が86.9%まで回復している。
なお、調査対象ごとの回答者数は107~202人程度である。特に回答者数が少ない国・地域では、数ポイントの差を国民全体の確定的な意識の違いとして受け止めるべきではない。
【中国】日本嫌いな国として名前が挙がる最大の理由は歴史認識と外交問題
2026年の調査で、日本に対する否定的な回答が最も多かったのは中国だ。「嫌い」「大嫌い」の合計は42.9%で、14カ国・地域の中で突出している。
一方、「大好き」「好き」と回答した人も57.0%存在する。つまり、中国国内の対日感情は決して一色ではなく、強い否定的意識と日本への好意が併存している。
歴史認識が現在の対日感情に影響
中国の反日感情を理解するうえで避けられないのが、日中戦争を含む近代の戦争の記憶だ。
日本による中国への侵略と戦争被害は、中国の歴史教育や社会的記憶の中で大きな位置を占めている。2025年は抗日戦争勝利80年に当たり、中国では9月3日に記念大会と軍事パレードが開催された。外務省の2026年版外交青書にも、この記念行事と中国側の歴史認識が記録されている。
こうした歴史的記憶は、政治家の発言、歴史教科書、靖国神社参拝などの問題が報道されるたびに、現代の日中関係と結び付けられやすい。
尖閣諸島や台湾をめぐる安全保障上の対立
歴史問題だけでなく、領土や安全保障も対日感情を左右する要素だ。
2012年の尖閣諸島国有化をめぐる対立は、中国国内で日本への否定的な印象が強まる大きな契機となった。日中共同世論調査を実施している言論NPOの過去の分析でも、領土問題や政治的信頼関係の不足が、両国関係を妨げる主要な問題として取り上げられている。
さらに、福島第一原発のALPS処理水の海洋放出も、中国国内で対日批判が強まる論点となった。2024年の日中共同世論調査では、中国側が日中関係の発展を妨げる問題として処理水の放出を挙げる割合が増加していた。
2026年版外交青書も、尖閣諸島を含む東シナ海情勢、台湾海峡の平和と安定、中国の軍事活動などを日中間の主要な懸案として挙げている。
2024年の調査と2026年の調査では数字が違う
2024年の言論NPOと中国国際伝播集団による日中共同世論調査では、中国人の87.7%が日本に「良くない印象」を持つと回答した。
一方、2026年のアウンコンサルティング調査における「嫌い」「大嫌い」の合計は42.9%だ。
数字が大きく違うのは、調査時期や質問の表現、対象者の抽出方法が異なるためでもある。「良くない印象」と「嫌い」は同じ意味ではない。異なる調査の数字を単純につなげて、中国人の対日感情が約半分に改善したと判断することはできない。
中国の対日感情は、歴史認識、外交摩擦、安全保障、経済交流、旅行経験など複数の要素が重なって形成されている。
【韓国】対日好感度86.9%!反日感情は2026年に改善傾向
韓国は日本嫌いな国として頻繁に話題になるが、2026年の調査では意外な変化が確認された。
アウンコンサルティングの第14回親日度調査によると、韓国の日本への好感度は86.9%。前年から15.1ポイント上昇した。否定的な回答は13.1%となっている。
14カ国・地域の中で中国、アメリカに次いで否定的な回答が多いものの、回答者の約9割が日本を好き、または大好きと答えている点は見逃せない。
日韓関係を左右する歴史問題
韓国の対日感情を理解するには、1910年から1945年までの日本による朝鮮半島の植民地支配を理解する必要がある。
現在も議論が続く主な問題には、元徴用工をめぐる訴訟、慰安婦問題、歴史認識、竹島をめぐる領土問題などがある。
日本政府は、日韓請求権・経済協力協定によって財産及び請求権の問題は解決済みとの立場を示している。一方、韓国側では過去の合意や司法判断をめぐって異なる認識が残っている。こうした法的・政治的な立場の違いが、世論にも影響してきた。
2026年は人的交流と関係改善が追い風
今回の好感度上昇について、アウンコンサルティングは日韓関係の改善や人的交流の変化を背景として挙げている。
2026年6月9日にKBS WORLDが報じた韓国日報・読売新聞の共同世論調査でも、現在の日韓関係を「良い」と評価した人は韓国で66%、日本で59%だった。両国とも前年より上昇し、調査開始以来の最高水準となった。
特に18~39歳では、韓国の73%、日本の66%が日韓関係を前向きに評価している。
こうした変化の背景には、旅行、食文化、K-POP、韓国ドラマ、日本の漫画やアニメなどを通じた日常的な交流がある。政治的な対立があっても、文化や観光を通じた相互理解は別の形で進んでいる。
ただし、日韓関係が改善したからといって、歴史問題が完全に解決したわけではない。好感度の上昇と外交上の懸案は、分けて考える必要がある。
【アメリカ】日本への好感度84.0%でも否定的な回答が増加
アメリカは日本の重要な同盟国であり、経済や安全保障でも深い関係を持つ。それでも、2026年の親日度調査では、日本に否定的な印象を持つ回答が一定数確認された。
アウンコンサルティング調査によるアメリカの好感度は84.0%で、前年から7.8ポイント低下した。「嫌い」「大嫌い」の合計は15.9%となり、中国に次いで高い。
ただし、アメリカの調査結果には別の見方も必要だ。
日本との外交関係に対する信頼は高水準
外務省が2026年3月13日に公表した令和7年度海外対日世論調査では、アメリカの一般回答者の76%が日本との関係を友好的と評価し、80%がアメリカの友邦としての日本を信頼できると回答した。
調査対象は無作為抽出された成人1,004人と、有識者200人。指導的立場にある有識者では、友好関係との回答が97%、日本への信頼度が98%に達した。
この結果からも、アメリカで日本に対する否定的な印象を持つ人が存在することと、日米同盟や外交関係に対する評価が高いことは両立すると分かる。
「日本が好き」と「日本に行きたい」は違う
アウンコンサルティングの調査では、訪問したい都市を尋ねた設問で、アメリカの回答者の21.0%が「日本には行きたくない」と回答した。
これは日本そのものを嫌っている人の割合ではない。旅行先として選ぶかどうかを尋ねた別の質問であり、旅行費用、移動距離、休暇の取りやすさ、他の旅行先との比較なども関係する。
アメリカでは日本食や歴史・文化への関心が根強い一方、外交上の友好関係と個人の旅行意向には違いがある。単純な反日ランキングだけでは捉えられない特徴だ。
【ASEAN・インド】日本への好感度が高い国に共通する理由
日本への好感度が特に高いのは、インドや東南アジア諸国だ。
2026年のアウンコンサルティング調査では、インドが99.5%で首位、タイが99.3%で2位。インドネシア、フィリピン、オーストラリアも99.1%となった。
インドでは歴史・文化と日本製品への評価が高い
インドの日本への好感度は99.5%。今回の調査で最も高い結果となった。
日本を好きな理由としては、歴史・文化や商品の品質への関心が目立った。日本の技術力や製造業への評価、長年の経済関係、文化的な関心などが好印象を支えている。
外務省の令和7年度海外対日世論調査でも、インドの回答者の97%が日本との関係を友好的と評価し、97%が日本を信頼できると回答している。
同調査は18~69歳の2,200人を対象としており、日本が外交・経済面で重要なパートナーとして認識されていることも示している。
タイでは四季や自然、日本食が人気
タイの好感度は99.3%。日本の四季や自然への関心が高いことが特徴だ。
熱帯地域では、日本の桜や紅葉、雪景色などが日常では体験しにくい魅力となる。日本食や観光地、買い物なども訪日意欲を高める要因だ。
ASEAN全体で日本への信頼度94%
外務省の令和7年度海外対日世論調査では、ASEAN10カ国の回答者3,000人のうち、93%が日本との関係を友好的と評価した。日本への信頼度も94%に達している。
日本の平和国家としての歩みを評価する回答は91%、世界経済の安定と発展に日本が重要な役割を果たしているとする回答は90%だった。
ASEAN諸国との関係では、政府開発援助(ODA)、貿易、インフラ整備、人材育成、企業進出、観光や人的交流など、長期にわたる接点がある。
こうした実務的な協力が、日本に対する信頼感を支えている。政治的な対立が注目されやすい中国や韓国とは異なる形で、日本の存在感が評価されている地域だ。
【ランキングの読み解き方】日本への嫌悪率だけでは分からない3つの実態
ここまでの調査結果から、国別の対日感情を判断するときに注意したいポイントが3つある。
1. 好感度と外交上の信頼度は別の指標
日本が好きという回答は、文化、食事、観光、製品などに対する個人的な好意を反映する。一方、外交上の信頼度は、安全保障、経済協力、国際政治などに対する評価だ。
例えばアメリカでは、日本への好感度が84.0%である一方、外務省調査では一般回答者の80%が日本を信頼できると答えた。数字は近いものの、質問の意味は異なる。
また、ASEANでは日本への好感度だけでなく、外交関係の友好度や信頼度も高い。異なる調査を組み合わせることで、単純な好き嫌いを超えた関係が見えてくる。
2. 外務省の調査には中国・韓国が含まれていない
外務省の令和7年度海外対日世論調査は、2025年10月から11月にかけてアメリカ、ASEAN、インド、オーストラリア、アフリカ3カ国で実施された。
中国と韓国は対象外だ。そのため、外務省の調査結果を使って中国と韓国の対日好感度を直接比較することはできない。
一方、アウンコンサルティングの調査は中国と韓国を含む14カ国・地域を対象にしている。両調査は目的も設問も異なるため、比較する際は調査対象と質問内容を確認することが大切だ。
3. 国民全体を一つの感情で決め付けない
国別ランキングは、各国の回答傾向を把握するには便利だが、国民一人ひとりの考えを示すものではない。
同じ中国でも、日本の文化や商品が好きな人と、外交問題に強い不満を持つ人がいる。韓国でも、歴史問題に厳しい見方を持つ人と、旅行や文化交流を通じて日本に親しみを感じる人がいる。
さらに、若年層と高齢層、都市部と地方、政治への関心が高い層とそうでない層では、意識に違いが生じる可能性がある。
国別の数字はあくまで集団の傾向として読み取り、特定の国籍の人を一律に反日と判断しないことが重要だ。
【日本嫌いな国ランキング】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:中国は2026年に日本が最も嫌いな国なのですか?
A1:アウンコンサルティングの2026年調査では、中国の「嫌い」「大嫌い」の合計が42.9%で、対象14カ国・地域の中で最も高い。ただし、世界のすべての国を調査したランキングではない。
Q2:韓国は反日感情が強い国なのでしょうか?
A2:歴史認識や外交問題をめぐる対立は残っているが、2026年のアウンコンサルティング調査では日本への好感度が86.9%となり、前年から15.1ポイント上昇した。韓国の世論を反日感情だけで説明することはできない。
Q3:アメリカは日本嫌いな国なのでしょうか?
A3:そうとはいえない。アウンコンサルティング調査では日本への好感度が84.0%で、外務省調査では一般回答者の76%が日米関係を友好的、80%が日本を信頼できると評価している。否定的な回答が一定数あることと、国全体が日本嫌いであることは別だ。
まとめ:日本嫌いな国ランキング2026から見える世界の対日感情
2026年の最新調査で、日本への否定的な回答が最も多かったのは中国の42.9%だった。次いでアメリカ15.9%、韓国13.1%となっている。
一方、日本への好感度はインド99.5%、タイ99.3%、インドネシア・フィリピン・オーストラリア99.1%と非常に高い。ASEAN全体でも外務省調査による対日信頼度は94%に達している。
中国では歴史認識や領土、安全保障をめぐる問題が対日感情に影響し、韓国では歴史問題を抱えながらも人的交流や外交関係の改善によって好感度が回復している。アメリカでは日本への好意と外交上の信頼が高い水準で並存している。
2026年の国際世論から見えるのは、日本を嫌う国と好きな国を単純に二分できないという現実だ。
今後の対日感情を判断する際は、好感度、嫌悪率、外交上の信頼度、訪日意欲を分けて見る必要がある。数字の順位だけに注目するのではなく、その背後にある歴史、政治、経済、文化交流まで理解することが、世界から見た日本の本当の立ち位置を知る手掛かりになる。
主な参照資料・調査
- アウンコンサルティング「2026年第14回世界14カ国・地域の親日度調査」
- 外務省「令和7年度海外対日世論調査」(2026年3月13日公表)
- 外務省「外交青書2026」
- 言論NPO・中国国際伝播集団「日中共同世論調査」
- 韓国日報・読売新聞の2026年共同世論調査(KBS WORLD報道)