ドラマ『HERO』の「あるよ」は何話?田中要次の正体と名場面を徹底解説

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ドラマ『HERO』の「あるよ」は何話?田中要次の正体と名場面を徹底解説
ドラマ『HERO』の「あるよ」は何話?田中要次の正体と名場面を徹底解説
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木村拓哉主演の人気ドラマ『HERO』を語るうえで、欠かせない名ゼリフが「あるよ!」です。久利生公平たちが行きつけにしているバーで、マスターが注文を受けるたびに短く返すこの一言。料理やお酒はもちろん、普通のバーには置いていないような品物まで登場する独特のやり取りは、シリーズを代表する名場面になりました。

マスターを演じているのは俳優の田中要次。実は「あるよ」は最初から決められていたセリフではなく、撮影を重ねるなかで定着したものです。2001年の第1シリーズでは、第2話のたまご酒、第4話の納豆付き鮭定食、第9話の梅がゆ、最終話の板前寿司など、意外性のある注文が次々と登場しました。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 「あるよ」の意味:バーのマスターが注文された料理や品物を差し出すときに使う、無口でクールな返答。
  • マスターの正体:演じているのは俳優の田中要次。キャラクターの詳しい本名や過去は劇中で明かされていない。
  • 代表的な登場回:第2話のたまご酒、第4話の納豆付き鮭定食、第9話の梅がゆ、最終話の板前寿司など。

【あるよの意味とは?】HEROを代表するマスターの名ゼリフ

あるよ hero
【画像】ある よ hero 関連ショット

「あるよ」は、ドラマ『HERO』に登場するバーのマスターが、客の注文に対して返す短い言葉です。

舞台となるのは、東京地検城西支部の検事や事務官たちが集まるバー「St.George's Tavern(セント・ジョージズ・タバーン)」。主人公の久利生公平をはじめ、城西支部のメンバーが仕事帰りに立ち寄るおなじみの場所です。

一般的なバーであれば、カクテルやビール、軽食などを提供するところですが、この店のマスターは一味違います。

客がたまご酒や梅がゆ、納豆付き鮭定食といった注文をしても、驚いた様子を見せず、淡々と「あるよ」と返答。次の瞬間には注文された品物が登場します。

この一連のやり取りには、いくつもの魅力があります。

  • 注文の内容がバーの雰囲気とまったく合わない。
  • マスターが驚いたり、言い訳したりしない。
  • 余計な説明をせず、短い言葉だけで場面を成立させる。
  • 久利生たちの反応とマスターの無表情との間に笑いが生まれる。

つまり、「あるよ」は単なる在庫確認の返事ではありません。視聴者が次に何を出してくるのか期待する、作品独自のお約束になっているのです。

また、マスターは久利生の捜査や検察の仕事に直接関わる人物ではありません。それでも、事件の緊張感が続く物語のなかで、バーの場面に独特の安心感とユーモアを与えています。

【何話に登場する?】第2話・第4話・第9話・最終話の注文を完全整理

あるよ hero
【写真】ある よ hero 近影・注目カット

2001年放送の第1シリーズで、特に有名なのが第2話、第4話、第9話、そして最終話に登場する「あるよ」の場面です。

エンタメ情報メディアのciatrがまとめたエピソード別の紹介をもとに、フジテレビの公式番組情報に掲載されている各話のタイトルと照らし合わせると、次のようになります。

登場回実際のエピソードタイトル「あるよ」で登場するもの
第2話帰れないふたりたまご酒
第4話彼に教わったこと納豆付き鮭定食・お好み焼き
第9話俺がずっとそばにいる梅がゆ
第11話・最終話最後の事件板前寿司・ひれ酒・サングラス・日焼け止めクリーム

なお、「たまご酒」や「納豆付き鮭定食」は各話のエピソード名ではなく、マスターが提供した品物の名称です。この違いを押さえておくと、見たい場面を探すときにも混乱しません。

第2話:雨宮が注文した「たまご酒」

あるよ hero
【資料】ある よ hero 報道・メディア記録

第2話「帰れないふたり」で登場するのが、たまご酒です。

この場面では、雨宮舞子が久利生公平のためにたまご酒を注文します。バーで提供される一般的なお酒とは違い、どこか家庭的で温かみのある飲み物です。

客の体調や状況を気遣うような注文に対して、マスターはいつもの調子で対応。特別な説明を加えることなく、たまご酒を差し出します。

この場面の面白さは、マスターの対応があまりにも自然なことです。バーにたまご酒があるという意外性と、何事もなかったように提供する姿のギャップが印象に残ります。

第4話:納豆付き鮭定食とお好み焼き

第4話「彼に教わったこと」では、さらにバーらしくない注文が登場します。

その代表が納豆付き鮭定食です。

鮭を中心にした定食に納豆まで付くという、まるで日本の家庭の朝食のようなメニュー。洋酒を楽しむバーのカウンターから出てくる料理としては、かなり意外な組み合わせです。

さらに、お好み焼きも登場します。

料理のジャンルや提供場所を気にする様子もなく、客の希望に応えるマスター。こうした場面が積み重なることで、St.George's Tavernは普通の飲食店とは違う、不思議な魅力を持つ空間になりました。

第9話:体調を気遣うような「梅がゆ」

第9話「俺がずっとそばにいる」で登場するのは梅がゆです。

たまご酒と同様、一般的なバーのメニューとは大きく異なる料理です。お酒や食事を楽しむ場所でありながら、体調が優れないときにも頼りになりそうな品まで用意されています。

ここまでくると、マスターの品ぞろえには限界がないのではないかと思えてきます。

しかも、何を注文されても表情を大きく変えず、同じ調子で応じるところがポイント。料理の珍しさだけでなく、田中要次の独特な演技が笑いを生み出しています。

最終話:板前寿司からサングラスまで登場

第11話「最後の事件」は、第1シリーズを締めくくる重要なエピソードです。

この回では、板前寿司やひれ酒といった飲食物に加え、サングラスや日焼け止めクリームまで登場します。

特に印象的なのは、テレビ通販の商品に関連したやり取りです。

久利生はテレビ通販が好きな人物として描かれており、劇中ではさまざまな健康器具や便利グッズが登場します。最終話でも、その趣味とマスターの「あるよ」が結びつき、物語の終盤にユーモアを添えています。

2014年9月22日のスポーツニッポンの記事でも、最終話でマスターからサングラスと日焼け止めクリームを受け取る場面が紹介されました。

単なる食べ物の提供から始まった「あるよ」が、日用品や通販グッズにまで広がっている点も、このシリーズならではの面白さです。

【マスターの正体は誰?】田中要次のプロフィールと「あるよ」誕生秘話

『HERO』のマスターを演じているのは、俳優の田中要次です。

独特の風貌と低めの声、そして表情をほとんど変えない演技によって、短い登場シーンでも強烈な存在感を残しました。

フジテレビの2001年版公式キャスト情報では「バーテン」、2014年版では「St.George's Tavern マスター」として紹介されています。

田中要次のプロフィール

  • 名前:田中要次
  • 生年月日:1963年8月8日
  • 出身地:長野県
  • 職業:俳優
  • 代表的な出演作:『HERO』『鮫肌男と桃尻女』『キル・ビル』『べっぴんさん』など

テレビ朝日系のインタビュー記事によると、田中は1982年に高校卒業後、日本国有鉄道の長野鉄道管理局に就職。その後、国鉄の民営化に伴ってJR東海の社員となり、1990年に退職して上京しました。

俳優としての活動を始めた後も、映画の撮影現場で照明や録音などの仕事を経験。映画『鮫肌男と桃尻女』などへの出演を経て、俳優としての認知度を高めていきました。

本人もインタビューで『HERO』が大きな転機になったと振り返っています。

「あるよ」は最初から決まっていたセリフではなかった

実は、「あるよ」の誕生には意外な裏話があります。

2018年6月のテレビ朝日系メディア「テレ朝POST」のインタビューで、田中要次本人が撮影当初の様子を明かしています。

最初に用意されていたセリフは「ビール」という一言でした。

田中は、店員が注文を受けて単に「ビール」とだけ言うのは不自然だと感じ、リハーサルで「はい、ビール」と言ってみたそうです。

ところが、演出側から返ってきたのは「はいはいりません」という指示でした。

そのため、田中はマスターをとにかく無口な人物として演じることになります。そして、撮影を重ねるうちに、第3回・第4回あたりから「あるよ!」というセリフが定着していったと説明しています。

2019年11月のデイリースポーツの記事では、演出を担当した鈴木雅之氏も、「あるよ」を作品のポイントとして活用し、田中を目立たせようとしていたことを語っています。

つまり、偶然生まれた演技上の工夫と、演出家による意図的なキャラクターづくりが重なって、名ゼリフが完成したのです。

マスターには裏の顔がある?劇中の正体と俳優の想像

検索すると「マスターは元犯罪者なのでは?」「過去に事件を起こした人物なのでは?」といった疑問も見つかります。

この話には、田中要次自身の役作りが関係しています。

2019年のデイリースポーツの報道によると、田中はマスターについて、心の中で「過去に人をあやめたことがある」という設定を考えていたと明かしました。

また、2015年の映画『HERO』公開時にシネマトゥデイのインタビューを受けた際にも、マスターの過去についてさまざまな想像を膨らませています。

例えば、過去に事件を起こし、鍋島次席検事に助けられた人物なのではないかという考えです。さらに、昔はボクサーだったのではないかというユニークな想像も披露しています。

ただし、これらは田中自身が考えた役作りや冗談を交えた想像であり、ドラマの公式設定として確定した過去ではありません。

マスターの本名や詳しい経歴、犯罪歴なども、劇中で明確に明かされていません。

この謎めいた部分こそ、マスターというキャラクターの魅力です。多くを語らないからこそ、視聴者の想像が膨らみます。

【歴代シリーズでも活躍】2001年から2015年までのあるよ名場面

「あるよ」は2001年の第1シリーズだけで終わったわけではありません。スペシャルドラマや映画、2014年の第2シリーズでも、マスターは重要な存在として登場しています。

フジテレビのシリーズ紹介によると、『HERO』は2001年の連続ドラマを出発点に、2006年のスペシャルドラマ、2007年の映画、2014年の第2シリーズ、2015年の映画へと展開しました。

2001年:第1シリーズでキャラクターが定着

2001年1月8日から3月19日まで放送された第1シリーズは、木村拓哉演じる久利生公平を中心に、東京地検城西支部の検事や事務官たちの仕事と人間関係を描いた作品です。

フジテレビの振り返り記事によると、全話で30%を超える世帯視聴率を記録し、平均視聴率は34.3%でした。マスターの「あるよ」も、このシリーズの名物として定着していきました。

2006年:スペシャル版では「ないよ」も登場

2006年に放送されたスペシャルドラマでは、田中要次が再び登場します。

注目したいのは、普段の「あるよ」とは反対の「ないよ」という返答です。

この作品では、久利生が赴任した虹ヶ浦の居酒屋で、田中が店員役として登場。久利生が焼きおにぎりを注文しようとすると、「ないよ」と答えます。

ただし、バーのマスターとスペシャル版の居酒屋店員が同一人物なのかは、劇中では明確になっていません。

いつも何でも用意してくれるマスターを知っている視聴者にとっては、逆方向の返答が印象に残る場面です。

2007年:劇場版では韓国料理のチョングッチャン

2007年公開の劇場版でも、マスターの「あるよ」は健在です。

この映画で注目される食べ物が「チョングッチャン」。韓国の納豆汁にあたる料理で、久利生が食べたいと話題にする品です。

たまご酒や梅がゆに続いて、韓国料理まで登場するところに、マスターの守備範囲の広さが表れています。

2014年:13年ぶりの連続ドラマ復活

2014年には、13年ぶりに連続ドラマの第2シリーズが放送されました。

久利生公平を木村拓哉が続投し、新たに北川景子演じる麻木千佳などが加わりました。マスターも田中要次が引き続き演じています。

第1話では、長野に関係する「ずくずく」と幻の地酒「くまごろし」が登場します。

興味深いのは、この2つが実在の名産品ではなく、ドラマのために考案されたものだったことです。マイナビニュースが2014年7月に報じた田中のブログ紹介によると、フードコーディネーターが長野まで足を運んで研究し、「ずくずく」を創作したといいます。「くまごろし」もドラマのために作られた架空の酒です。

そのほか、バーベキューの道具、スイカ、ライター、95度のテキーラなど、シリーズが進むにつれて注文の幅も広がりました。

2015年:映画でもマスターの存在感は健在

2015年7月18日に公開された映画『HERO』でも、マスターはシリーズを彩る存在として登場します。

同年7月のシネマトゥデイのインタビューでは、田中がマスターの表情について、以前より豊かになったと振り返っています。

また、マスターのスピンオフ作品を見てみたいという希望も語っていました。

それほどまでに、短いセリフしか持たない人物でありながら、視聴者の印象に強く残るキャラクターになっていたのです。

【バーのロケ地はどこ?】St.George's Tavernの実在と撮影セットの真相

『HERO』を見ていると、一度は訪れてみたくなるのが、マスターのいるバー「St.George's Tavern」です。

落ち着いた照明、洋酒が並ぶ棚、存在感のあるカウンター。城西支部のメンバーが集まるこの場所には、ドラマの世界観を象徴する雰囲気があります。

劇中のバーは実際に営業しているのか

まず押さえておきたいのは、劇中のSt.George's Tavernを、そのまま実在する営業中の飲食店として訪問できるわけではないということです。

2015年には、映画公開に合わせてユニバーサル・スタジオ・ジャパンでSt.George's Tavernが再現されました。

当時の報道によると、実際の撮影で使用されたセットの一部が移設され、バーのカウンターや装飾などが展示されました。田中要次演じるマスターを再現した人型展示も登場しています。

この事例からも、劇中のバーの内装が撮影用のセットとして扱われていたことが分かります。

ロンドンの同名バーがロケ地なのか

St.George's Tavernという名前については、ロンドンに同名のバーが存在することから、モデルになった店ではないかという話も紹介されています。

しかし、同じ名前の店舗が存在することと、実際にドラマの店内撮影が行われたことは別の話です。

そのため、ロンドンの同名店を『HERO』の撮影場所として断定することはできません。

また、劇中のバーの外観と店内のセットを混同しないことも大切です。聖地巡礼を考えている場合は、具体的な撮影場所が確認できるシーンと、架空の店内セットを分けて考える必要があります。

2015年のUSJ再現イベントは貴重な記録

実際のセットの一部が一般向けに公開された2015年のUSJイベントは、ファンにとって貴重な機会でした。

映画の公開記念企画として、劇中のバーが再現され、関連フードの「たこタコス」も提供されました。

ただし、これは期間限定イベントです。現在も同じ展示や店舗が営業しているという意味ではありません。

マスターのいるバーを探している人は、実在する店舗を無理に特定するよりも、劇中のセットや実際に公開された再現展示の記録を確認するほうが確実です。

【なぜ人気が続く?】あるよの名場面から読み解くマスターの役割

マスターは、主人公の久利生公平のように事件を解決する人物ではありません。検察の仕事に関する重要なセリフを語るわけでもなく、登場時間も決して長くありません。

それにもかかわらず、シリーズを代表するキャラクターになった理由は、物語の構造にあります。

久利生公平の自由な発想と相性がいい

久利生公平は、検事という立場にありながら、一般的なエリート検事とは異なる行動を取る人物です。

服装はラフで、テレビ通販を楽しみ、事件の大小に関係なく自分の目で真実を確かめようとします。

フジテレビの公式番組紹介でも、久利生は既存の慣習にとらわれず、独自の感覚で事件に向き合う人物として説明されています。

その久利生が通うバーも、一般的な飲食店の常識から少し外れています。

普通なら断られそうな注文でも、マスターは「あるよ」と返す。この自由さが久利生の人物像と自然に結びついています。

短いセリフだからこそ視聴者の期待を生む

マスターの演技には、説明を極力省いた面白さがあります。

長いセリフで笑わせるのではなく、注文に対する一言と、実際に品物を出す動作だけで場面を成立させるのです。

そのため、視聴者は注文が出るたびに「今度は何が登場するのか」と期待するようになります。

2014年の『HERO』第2シリーズでは、第1話から第9話までにマスターの「あるよ」が合計10回登場したとWEBザテレビジョンが報じています。

同記事によると、第1話では久利生が注文した「くまごろし」に対して、約26秒間も間を取ってから返答した場面がありました。

この長い間も、マスターの魅力を象徴する演出です。何を出すかだけでなく、いつ「あるよ」と言うのかまで笑いの要素になっています。

物だけではなく「夢」にもあるよと答える

2014年の第2シリーズで特に印象的なのが、最終話の「夢」というエピソードです。

この場面では、麻木千佳から「マスターはまだ夢ってあるの?」と尋ねられ、マスターは「あるよ」と返します。

それまでの「あるよ」は、料理や酒、日用品など、具体的な物を提供する返答でした。

ところが、この場面では対象が夢という抽象的なものに変わっています。

何でも用意してくれる不思議な店主から、自分自身の未来にも希望を持つ一人の人間へ。短い返答の意味が、ここで少し変化するのです。

この場面は、マスターというキャラクターを単なるギャグ要員で終わらせない、シリーズならではの演出として注目できます。

マスターは久利生のもう一つの居場所を作っている

『HERO』は事件の真相を追う法廷・捜査ドラマであると同時に、城西支部のメンバーの人間関係を描く群像劇でもあります。

仕事場では意見がぶつかり、立場の違いから緊張が生まれることもあります。しかし、バーでは肩書や職務から少し離れて、自然体の会話が展開されます。

マスターは、その空間を成立させる存在です。

2015年のシネマトゥデイのインタビューで、田中自身も、久利生の存在や木村拓哉のリアクションがあってこそマスターが成立すると語っています。

マスターが目立ちすぎず、久利生の反応を引き出す。この絶妙なバランスが、長く愛される理由の一つです。

【プロの結論】HEROのあるよを楽しむなら押さえたい3つのポイント

『HERO』の「あるよ」は、単なる人気フレーズではありません。キャラクターの演技、演出の工夫、シリーズ全体の世界観が組み合わさって生まれた名場面です。

2026年に改めてシリーズを振り返るなら、次の3つに注目すると、より深く楽しめます。

1. 第1シリーズの料理と第2シリーズの品物を比較する

最初に注目したいのは、注文内容の変化です。

2001年の第1シリーズでは、たまご酒、納豆付き鮭定食、梅がゆなど、料理や飲み物が中心でした。

一方、2014年の第2シリーズでは、くまごろし、バーベキューの道具、スイカ、ライター、95度のテキーラなど、ジャンルが広がっています。

この変化を意識して見ると、単なる繰り返しではなく、シリーズごとに「あるよ」の使い方が工夫されていることに気づきます。

2. マスターの表情と間の取り方に注目する

マスターの魅力は、セリフの少なさだけではありません。

注文を受けた瞬間の目線、少しの沈黙、品物を差し出すときの動作など、細かな演技にも注目してください。

田中要次は2015年の映画インタビューで、映画版では監督の指示によってマスターの表情が以前より豊かになったと話しています。

テレビシリーズと映画を見比べると、同じ人物でも演技のニュアンスが変化していることが分かります。

3. マスターの正体と役者本人の裏話を混同しない

最後に重要なのが、劇中の設定と俳優本人の発言を分けて楽しむことです。

田中要次が想像したマスターの過去には、犯罪歴や鍋島次席との関係など、興味深い要素があります。しかし、それらは公式に描かれた人物設定とは異なります。

作品内で明かされていない部分を想像するのも楽しみ方の一つですが、田中本人の役作りをドラマの確定した設定として受け取らないことが大切です。

特にマスターのスピンオフを期待するファンにとっては、謎が残されていること自体が魅力になっています。

【あるよ HERO】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ドラマ『HERO』の「あるよ」は誰が言っている?
A1:俳優の田中要次が演じるバー「St.George's Tavern」のマスターが言っています。久利生公平たちの注文に対して、料理やお酒、さまざまな品物を提供するときの名ゼリフです。

Q2:「あるよ」が初めて定着したのは何話?
A2:田中要次の2018年のインタビューによると、最初は「ビール」というセリフが用意されており、撮影を重ねた第3回・第4回あたりから「あるよ」が定着していきました。最初から固定された決めゼリフだったわけではありません。

Q3:HEROの第2話でマスターが出したものは?
A3:第2話「帰れないふたり」では、雨宮舞子が久利生公平のために注文したたまご酒が登場します。

Q4:第4話の納豆付き鮭定食は本当に登場する?
A4:はい。第4話「彼に教わったこと」では、納豆付き鮭定食やお好み焼きが「あるよ」で提供される品物として紹介されています。

Q5:HEROのマスターは元犯罪者なの?
A5:劇中で犯罪歴が明らかになった事実はありません。田中要次が役作りのために、過去に人をあやめた人物という想像をしていたことは報道されていますが、公式設定ではありません。

Q6:St.George's Tavernは実在する?ロケ地に行ける?
A6:劇中のバーの内装は撮影用セットとして扱われています。2015年にはUSJで実際の撮影セットの一部が展示されましたが、現在も同じ場所で営業している実在のバーというわけではありません。

Q7:マスターが「あるよ」以外のセリフを言うことはある?
A7:あります。2014年の第2シリーズ最終話では、麻木から夢について尋ねられた際にも「あるよ」と答えています。また、2006年のスペシャルドラマでは「ないよ」という返答も登場しました。

まとめ:HEROの「あるよ」は田中要次が生んだ不朽の名場面

ドラマ『HERO』の「あるよ」は、田中要次が演じるバーのマスターによる名ゼリフです。

第2話のたまご酒、第4話の納豆付き鮭定食とお好み焼き、第9話の梅がゆ、そして最終話の板前寿司やサングラスなど、注文内容の意外性が視聴者を楽しませてきました。

また、「あるよ」は最初から決まっていたセリフではなく、撮影現場での試行錯誤と鈴木雅之演出によって定着したものです。

マスターの詳しい過去や本名は明らかになっていませんが、その謎めいた人物像こそがキャラクターの魅力につながっています。

2001年の第1シリーズから、2006年のスペシャル、2007年と2015年の映画、2014年の第2シリーズまで、マスターは『HERO』の世界を彩り続けました。

久利生公平の型破りな行動と、マスターの無口で飄々とした対応。その絶妙な掛け合いは、作品が長く愛される理由の一つです。

久しぶりに『HERO』を見返すときは、ぜひマスターの登場シーンにも注目してください。次にどんな注文が飛び出すのか。そして、その注文にマスターがどう応えるのか。きっと、あの短い一言をもう一度聞きたくなるはずです。

主な取材・参照資料

- フジテレビ『HERO』(2001年・2014年)公式番組情報
- テレビ朝日「テレ朝POST」2018年6月26日・田中要次インタビュー
- デイリースポーツ 2019年11月25日・「あるよ」誕生秘話
- ciatr「ドラマ『HERO』名ゼリフ『あるよ』であったもの」
- WEBザテレビジョン 2014年9月15日・マスターの登場回分析
- シネマトゥデイ 2015年7月14日・田中要次インタビュー
- スポーツニッポン 2014年9月22日・最終話の紹介
- マイナビニュース 2014年7月16日・「くまごろし」「ずくずく」の制作秘話

(出典: ある よ hero(Yahoo!ニュース))