【決定的な違い】エンゼルパイはマシュマロ、チョコパイはホイップクリーム
見た目が似ている2商品ですが、断面を比べると設計思想の違いがはっきり分かります。
森永製菓 エンゼルパイ
ビスケット・マシュマロ・チョコレート
ロッテ チョコパイ
ケーキ生地・ホイップクリーム・チョコレート
エンゼルパイは3層の組み合わせが魅力
森永製菓の公式ブランドサイトによると、エンゼルパイはチョコレート、マシュマロ、ビスケットという3つの素材が生み出す独特の食感が特徴です。
食べたときの印象は、次のように整理できます。
- 最初:チョコレートのなめらかな甘さ。
- 中盤:しっとり柔らかなビスケットの歯ごたえ。
- 最後:マシュマロのふわふわ感と、もっちりした弾力。
特に注目したいのは、マシュマロの存在感です。単なるクリームの代用品ではなく、商品全体の食感を決定づける中心的な素材になっています。
森永製菓はマシュマロのふわふわ感と弾力を両立させる品質改良にも取り組んでいます。バニラの風味を引き立て、ビスケットの味わいをシンプルにすることで、3つの素材のバランスを整えています。
チョコパイはケーキのような口どけが魅力
一方、ロッテのチョコパイは、しっとりしたケーキ生地でホイップクリームを挟み、全体をチョコレートで包んだお菓子です。
特徴は、クリームとケーキ生地が一緒に口の中でほどけること。
ロッテの公式ブランドサイトでは、ホイップクリームの軽やかさとケーキ生地の柔らかさを組み合わせ、ケーキのような口どけを追求していると説明しています。
また、2023年の発売40周年リニューアルでは、クリームの甘みをすっきりさせ、ケーキ生地には卵を増やして、ふわっとほどける食感に改良しました。
つまり、両者の違いは単純なクリームの種類だけではありません。
エンゼルパイは弾力を楽しむお菓子、チョコパイは口どけを楽しむケーキタイプのお菓子という違いがあります。
【発売年と歴史】1961年のエンゼルパイと1983年のチョコパイ
両商品の歴史を振り返ると、エンゼルパイのほうが22年早く誕生しています。
エンゼルパイは1961年に全国発売
森永製菓の公式ブランドヒストリーによると、エンゼルパイが誕生したのは1961年(昭和36年)です。
当時の日本は高度経済成長期に入り、テレビや冷蔵庫、洗濯機などの普及によって暮らしが大きく変化していた時代でした。
森永製菓は新しい消費生活に合わせた商品開発を進めており、その中からエンゼルパイが生まれました。
誕生の背景には、森永製菓が得意としていた3つの素材があります。
- マシュマロ:創業当時からの主力商品の一つ。
- チョコレート:創業者・森永太一郎が力を入れていた分野。
- ビスケット:森永を代表する菓子の一つ。
当時はマシュマロに高級感があったこともあり、ビスケットとの組み合わせは新鮮なものでした。
商品名の「エンゼル」は、アメリカでマシュマロが「エンゼルフード」と呼ばれていたことに由来します。
2026年は発売65周年に当たります。
チョコパイは1983年に誕生
ロッテのチョコパイは1983年に発売されました。
開発の背景として興味深いのが、当時のケーキに対する消費者の憧れです。
ロッテの公式ブランドサイトによると、1983年当時、ケーキは憧れのお菓子という位置づけでした。
そこで、日常の中でも手軽にケーキを楽しめる商品としてチョコパイが誕生しました。
パッケージがケーキ店の持ち帰り用の白い箱をイメージしているのも、そのコンセプトを反映したものです。
2023年には発売40周年を迎え、ホイップクリームとケーキ生地を改良したリニューアル商品が全国発売されました。
この2商品の歴史から分かるのは、同じチョコレート菓子でも、開発時に重視した価値が違っていたことです。
エンゼルパイは素材の組み合わせによる新しい食感を追求し、チョコパイはケーキのおいしさを手軽に楽しめることを目指しました。
【カロリー徹底比較】エンゼルパイとチョコパイはどちらが低い?
購入時に気になるのがカロリーです。
森永製菓とロッテの公式商品情報を確認すると、2026年10月時点の標準的な商品では、同じ30g当たりで比較できます。
1個30g当たりのエネルギー
エンゼルパイ
チョコパイ
カロリー差
いずれもメーカー公式の商品情報に掲載された標準30g当たりの数値。商品規格・フレーバーによって変わります。
栄養成分を一覧で比較
| 栄養成分(30g当たり) | エンゼルパイ | チョコパイ |
|---|---|---|
| エネルギー | 128kcal | 152kcal |
| たんぱく質 | 1.5g | 1.7g |
| 脂質 | 4.7g | 9.1g |
| 炭水化物 | 20.0g | 15.7g |
| 食塩相当量 | 0.09g | 0.12g |
注目したいのは脂質の違いです。
チョコパイの脂質は9.1gで、エンゼルパイの4.7gと比べると約1.9倍あります。
一方、炭水化物はエンゼルパイのほうが多くなっています。
この差は、両商品の素材構成の違いとも関係しています。チョコパイはケーキ生地とクリームを組み合わせているため、脂質を含む原材料の構成が異なります。
ただし、カロリーだけで健康面の優劣を判断することはできません。食べる量や食事全体のバランスも考える必要があります。
カロリーを少しでも抑えたい場合は、同じ30gならエンゼルパイが選びやすい商品です。
【2026年最新】エンゼルパイとチョコパイの新商品・限定フレーバー
2026年は、両ブランドとも定番商品を維持しながら、季節限定商品やコラボレーションに力を入れています。
単に味を変えるだけでなく、人気のデザートや季節の素材を取り入れている点が特徴です。
森永製菓はコメダ珈琲店とのコラボ商品を展開
2026年3月17日には、森永製菓とコメダ珈琲店のコラボレーション商品として「ミニエンゼルパイ<クロネージュ>」が期間限定で発売されました。
コメダ珈琲店の人気デザート「クロネージュ」をイメージした商品です。
通常のエンゼルパイとは異なり、ココア味のビスケット生地とマシュマロを使い、バウムクーヘンやソフトクリーム、シロップの味わいを表現しています。
森永製菓の2026年3月10日付ニュースリリースでは、全国での発売が発表されました。
さらに、8月18日には「ミニエンゼルパイ<安納芋>」が登場。
安納芋パウダーを練り込んだビスケットと、ふわもち食感のマシュマロを組み合わせた秋向けのフレーバーです。
9月8日には、発売65周年を記念した「ミニデビルズパイ<ココア>」も期間限定で発売されました。
ココアビスケットとふわもちマシュマロの組み合わせが特徴です。
また、10月27日付の森永製菓の発表では、11月10日から「エンゼルパイ<苺>ティータイムパック」を期間限定で発売すると告知されています。
苺果汁入りのマシュマロを使った、甘酸っぱい味わいの商品です。
ロッテはチョコパイの新しい楽しみ方を提案
ロッテは2026年9月22日から、「チョコパイ<クリームシュー>個売り」と「チョコパイ<ビターエクレア>個売り」を全国で発売しました。
それぞれの特徴は次のとおりです。
- クリームシュー:北海道産生クリームとカスタードクリームを使用。
- ビターエクレア:芳醇なビターチョコクリームを使用。
通常は冷蔵保存が必要なシュークリームやエクレアの味わいを、常温で楽しめるチョコパイとして表現しています。想定小売価格は各129円前後(税込)です。
さらに、10月29日には「生 チョコパイ」のリニューアルが発表されました。
発売日は2026年11月1日。通常のチョコパイとは異なるチルドデザートで、通常のチョコパイと比較してクリーム量350%という贅沢な仕立てが特徴です。
「生 チョコパイ<ガトー・オ・ショコラ>」も同時にリニューアルされます。
また、11月3日には旅行ガイドブックシリーズ「ことりっぷ」とのコラボ商品「ことりっぷ 小さなチョコパイ<馬車道十番館のティラミス>」が全国発売予定です。
マスカルポーネチーズを使ったクリームとコーヒーの風味を、小さなチョコパイで表現しています。
2026年の注目商品を整理
| ブランド | 商品 | 発売・発売予定日 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 森永 | ミニエンゼルパイ<クロネージュ> | 3月17日 | コメダのデザートを再現 |
| 森永 | ミニエンゼルパイ<安納芋> | 8月18日 | 安納芋風味 |
| 森永 | ミニデビルズパイ<ココア> | 9月8日 | 65周年記念商品 |
| 森永 | エンゼルパイ<苺> | 11月10日予定 | 甘酸っぱい苺味 |
| ロッテ | チョコパイ<クリームシュー> | 9月22日 | カスタード系クリーム |
| ロッテ | チョコパイ<ビターエクレア> | 9月22日 | ビターチョコクリーム |
| ロッテ | 生 チョコパイ | 11月1日予定 | クリームを増量したチルド商品 |
| ロッテ | ことりっぷ 小さなチョコパイ | 11月3日予定 | ティラミス風味 |
2026年10月30日時点の情報です。発売日や販売期間は変更される場合があります。
このように、エンゼルパイはマシュマロを中心に季節の味を展開し、チョコパイはケーキやクリームのバリエーションを広げています。
【プロの結論】どっちがおすすめ?好み別の選び方と味の評判
エンゼルパイとチョコパイは、どちらが優れているかという単純な勝負ではありません。
食感、甘さ、食べ応え、カロリーなど、何を重視するかによって満足度が変わります。
エンゼルパイがおすすめの人
こんな人におすすめ
- マシュマロのふわふわ感が好き
- もちっとした弾力を楽しみたい
- ビスケットの歯ごたえも欲しい
- 30g当たりのカロリーを抑えたい
- 少し変わったチョコ菓子を食べたい
エンゼルパイの魅力は、マシュマロならではの食感です。
一般的なクリームサンド菓子では物足りない人や、ふわもちとした独特の口当たりを楽しみたい人に向いています。
ただし、マシュマロ特有の弾力が苦手な人には、好みが分かれる可能性があります。
チョコパイがおすすめの人
こんな人におすすめ
- ケーキのようなしっとり感が好き
- ホイップクリームが好き
- チョコレートとクリームの組み合わせを楽しみたい
- 洋菓子のような満足感が欲しい
- コーヒーや紅茶と一緒に楽しみたい
チョコパイは、ケーキとクリームを一緒に味わえる点が魅力です。
お菓子というよりも、小さなケーキを食べているような満足感を求める人に向いています。
ただし、脂質やカロリーを気にしている場合は、食べる個数にも注意したいところです。
味の評判はどう違う?
ロッテの商品情報ページには、商品モニター制度のアンケートから抜粋した購入者の感想が掲載されています。
そこでは、変わらないおいしさや食べ飽きない味わいを評価する声が確認できます。
ただし、これは掲載されたモニターの感想であり、消費者全体を対象にした人気調査ではありません。
一方、森永製菓は公式ブランドサイトで、エンゼルパイの魅力としてマシュマロのふわもち感、バニラの風味、チョコレートとの組み合わせを紹介しています。
味の方向性を整理すると、次のようになります。
- エンゼルパイ:マシュマロの弾力とバニラの風味が中心。
- チョコパイ:ホイップクリームの軽やかさとチョコレートの甘みが中心。
どちらも長年親しまれている商品ですが、味の評価を分けるのは、好みの食感とクリームの種類です。
さらにおいしく食べる方法
実はエンゼルパイには、通常とは違う食感を楽しむ方法があります。
森永製菓の公式サイトでは、温めたり冷やしたりするアレンジが紹介されています。
温めて食べる
個包装から取り出し、500~600Wで約10秒。チョコが溶け、マシュマロがふんわりします。
冷やして食べる
個包装のまま冷蔵庫で約30分。ひんやりした違う食感を楽しめます。
温める場合は必ず包装から取り出し、加熱しすぎないようにしてください。マシュマロが膨らみすぎたり、吹きこぼれたりするおそれがあります。
【エンゼルパイチョコパイ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:エンゼルパイとチョコパイの一番大きな違いは何ですか?
A1:中に入っている素材です。エンゼルパイはマシュマロとビスケット、チョコパイはホイップクリームとケーキ生地を使用しています。食感も異なり、前者はふわもち、後者はしっとりした口どけが特徴です。
Q2:エンゼルパイとチョコパイはどちらがカロリーが低いですか?
A2:2026年10月時点の公式商品情報では、標準30g当たりエンゼルパイが128kcal、チョコパイが152kcalです。同じ重量で比較するとエンゼルパイが24kcal低くなっています。
Q3:エンゼルパイとチョコパイはどちらが先に発売されましたか?
A3:エンゼルパイが先です。森永製菓のエンゼルパイは1961年、ロッテのチョコパイは1983年に発売されました。発売年には22年の差があります。
Q4:エンゼルパイの中身はクリームですか?
A4:基本のエンゼルパイはクリームではなくマシュマロです。ビスケットでマシュマロを挟み、チョコレートでコーティングしています。一般的なホイップクリーム入りのお菓子とは構造が違います。
Q5:エンゼルパイとチョコパイは2026年も販売されていますか?
A5:はい。両ブランドとも2026年に定番商品や派生商品を展開しています。森永製菓は65周年を迎え、季節限定の苺フレーバーなどを発表。ロッテもチルドタイプや限定フレーバーなどを展開しています。販売時期や店舗によって取り扱いは異なります。
Q6:エンゼルパイは温めてもおいしいですか?
A6:はい。森永製菓の公式サイトでは、電子レンジ500~600Wで約10秒温める方法を紹介しています。チョコレートが溶け、マシュマロがふんわりした食感になります。必ず個包装を外して加熱してください。
まとめ:エンゼルパイとチョコパイは食感で選ぶのが正解
エンゼルパイとチョコパイは、見た目こそ似ていますが、中身や誕生の背景、食感に明確な違いがあります。
森永製菓のエンゼルパイは1961年生まれ。マシュマロとビスケットの組み合わせを生かした、ふわもち食感が最大の魅力です。
ロッテのチョコパイは1983年生まれ。ホイップクリームとケーキ生地による、しっとりした口どけが特徴です。
2026年はエンゼルパイが発売65周年を迎え、両ブランドとも季節限定商品やコラボ商品を展開しています。
最後に、選び方を整理します。
- ふわふわ・もちもちを楽しみたいならエンゼルパイ。
- ケーキのようなしっとり感を楽しみたいならチョコパイ。
- 30g当たりのカロリーを比較するならエンゼルパイ。
- ホイップクリームの口どけを重視するならチョコパイ。
どちらか一方に決める必要はありません。マシュマロの弾力を楽しみたい日にはエンゼルパイ、ケーキのような甘さで一息つきたい日にはチョコパイ。気分に合わせて食べ分けるのも、ロングセラー商品ならではの楽しみ方です。 (出典: エンゼル パイ チョコパイ(Yahoo!ニュース))