【全国比較】香川・秋田・群馬・福岡・長崎以外にもある有名なご当地うどん
うどんの名産地は、先ほど紹介した5県だけではありません。全国各地に、小麦の産地や地域の食習慣から生まれた独自の麺料理があります。
手延べと手打ちの特徴を併せ持つとされる麺。もちもちした食感と滑らかなのど越しが魅力です。
幅広で薄い麺が特徴。かつおだしのつゆと組み合わせ、麺にだしを絡めて楽しみます。
極太で柔らかい麺に、たまり醤油をベースにした濃い色のたれを絡める郷土料理です。
幅広の麺をカボチャなどの野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込む郷土料理。一般的なうどんとは異なる独自の麺文化です。
ゆでたうどんを鍋から取り、納豆やサバ缶などを合わせたつけだれにつけて食べる家庭料理です。
こうして見ると、日本のうどん文化は、単なる麺の違いにとどまりません。冷たいつけ麺を楽しむ地域もあれば、煮込み料理として発展した地域もあります。だしの素材や食べ方も含めて比較することで、その土地の食文化が見えてきます。
日本三大うどんはどこ?水沢と五島で意見が分かれる理由
うどん好きの間でよく話題になるのが「日本三大うどん」です。一般的には香川県の讃岐うどんと秋田県の稲庭うどんが代表格として挙げられますが、残る一つについては統一された見解がありません。
群馬県の水沢うどんを加える説は、群馬県や渋川市の観光情報でも紹介されています。一方、長崎県の五島手延うどん協同組合も五島うどんを日本三大うどんの一つとして紹介しています。
つまり、水沢と五島のどちらが正しいという公式の全国認定があるわけではありません。資料によっては富山県の氷見うどんなどが候補に挙がることもあります。
この違いを知っておくと、三大うどんという名称だけにとらわれず、それぞれの産地が持つ歴史や製法を楽しめます。
【失敗しない選び方】好みに合う有名な県のうどんはどれ?
ご当地うどんを選ぶ際には、知名度やランキングよりも、麺の食感とだしの好みを優先するのがおすすめです。
食感・味の好みから選ぶ
強いコシと弾力が好き
讃岐うどん。噛み応えを重視する人に向いています。
細く滑らかな麺が好き
稲庭うどん。上品なのど越しを楽しみたい人におすすめ。
冷たいざるうどんが好き
水沢うどん。ごまだれとの食べ比べも楽しめます。
柔らかい麺と優しいだしが好き
博多うどん。ごぼう天や丸天との組み合わせが魅力です。
魚介のだしと細麺が好き
五島うどん。焼きあごだしや地獄炊きが楽しめます。
初めて食べ比べるなら、この順番がおすすめ
最初は讃岐うどんと博多うどんを比較すると、地域による麺の違いが分かりやすくなります。強いコシと柔らかい麺という対照的な特徴があるためです。
次に稲庭うどんと五島うどんを比べれば、どちらも手延べでありながら、平たい麺と細い丸麺という違いを楽しめます。最後に水沢うどんを加えると、冷たいざるうどんの魅力も比較できます。
一方、強いコシのある麺が苦手な人は、讃岐うどんだけを基準にご当地うどん全体を判断しないほうがよいでしょう。博多うどんや伊勢うどんのように、柔らかさを個性として発展してきたうどんもあります。
【うどん有名な県】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:うどんが一番有名な県はどこですか?
A1:全国的な知名度と食文化の定着度から見ると、香川県が代表的です。讃岐うどんのブランド力に加え、2024年の総務省家計調査では高松市の日本そば・うどんへの年間支出額が16,156円で全国1位でした。
Q2:日本三大うどんは香川・秋田・群馬ですか?
A2:讃岐うどん、稲庭うどん、水沢うどんの3種類とする説が広く知られています。ただし、3つ目には長崎県の五島うどんや富山県の氷見うどんを挙げる説もあり、全国統一の公式認定はありません。
Q3:2024年のうどん消費量ランキングで1位の都市はどこですか?
A3:総務省の2024年家計調査における外食「日本そば・うどん」の年間支出額では、香川県の高松市が16,156円で1位です。ただし、これはうどん単独の消費量ではなく、そばとの合算による支出金額です。
Q4:讃岐うどんと稲庭うどんの違いは何ですか?
A4:讃岐うどんは太めでコシが強く、もちもちした食感が特徴です。一方、稲庭うどんは細く平たい手延べ麺で、滑らかな舌触りとのど越しに優れています。
Q5:柔らかいうどんが有名な県はどこですか?
A5:福岡県の博多うどんが代表的です。柔らかくふんわりした麺と、昆布やいりこなどを使った上品なだしが特徴です。三重県の伊勢うどんも、極太で非常に柔らかい麺として知られています。
Q6:うどんが有名な県はランキングだけで選んでもよいですか?
A6:ランキングは知名度や消費傾向を把握する参考になりますが、味の優劣を決めるものではありません。麺のコシ、太さ、製法、だしの素材など、自分の好みに合う条件で選ぶと満足度が高くなります。
まとめ:【プロの結論】うどんが有名な県は香川だけではない!地域ごとの個性を楽しもう
うどんが有名な県として最も代表的なのは香川県ですが、秋田県、群馬県、福岡県、長崎県にも、全国に誇るご当地うどんがあります。
今回紹介した地域の特徴を整理すると、次のようになります。
- 香川県:強いコシといりこだしの讃岐うどん。
- 秋田県:細く滑らかな手延べの稲庭うどん。
- 群馬県:透明感とコシが魅力の水沢うどん。
- 福岡県:柔らかい麺と優しいだしの博多うどん。
- 長崎県:椿油を使った細麺とあごだしの五島うどん。
2024年の家計調査では、高松市が外食・家庭購入の両方で全国1位となりました。さらに、2023~2025年平均の外食支出でも高松市が首位を維持しています。香川県がうどん文化の代表的な地域であることは、こうした数字からも読み取れます。
ただし、家計調査の支出額は味の評価でも、うどん単独の消費量でもありません。地域の食文化を正しく比較するには、統計だけでなく、製法や歴史、だし、食べ方まで見る必要があります。
プロの結論は、うどんの有名な県を一つに絞る必要はないということです。 強いコシを求めるなら香川、繊細なのど越しなら秋田、柔らかな食感なら福岡、魚介のうま味を楽しむなら長崎というように、好みに合わせて選ぶのが最も合理的です。
ランキングを入口に、各地のうどんを食べ比べてみてください。同じ小麦粉から生まれる麺でも、土地の歴史や自然、暮らしによって、これほど違った味わいが育まれていることに気付くはずです。
主な参考資料:総務省統計局「家計調査」、香川県統計調査課、香川県観光協会、全国知事会、群馬県観光公式サイト、農林水産省「うちの郷土料理」、福岡県観光連盟、五島手延うどん協同組合、湯沢市観光物産協会。 (出典: うどん 有名 な 県(Yahoo!ニュース))