【読み方と正式名称】「八分の五チップス」は何と読む?
読み方は「はちぶんのごチップ」です。数字で表すと「5/8チップ」となります。
ここで注意したいのが、分数の読み方です。「5/8」は分母の8を先に読むため「八分の五」です。「8/5」と書くと「五分の八」となり、意味が逆になります。
また、エスビー食品の公式社史に記載されている商品名は「5/8チップ」です。「八分の五チップス」や「5/8チップス」は、読み方を日本語に置き換えたり、語尾に「ス」を付けたりした表記と考えられます。
検索するときは、次の表記を使い分けると関連情報を探しやすくなります。
- 5/8チップ
- 5/8チップ
- S&B 5/8チップ
- 5/8チップス
- 八分の五チップ
- 八分の五チップス
特に、当時のパッケージやエスビー食品の社史を探す場合は、正式な商品名に近い「5/8チップ」で検索するのがおすすめです。
【名前の由来】なぜ「5/8」という数字が付けられたのか?
5/8チップの名前には、商品の最大の特徴である食べやすい小さめのサイズが関係しています。
2019年1月21日にエスビー食品が発表したプレスリリースでは、1979年発売の商品として、その開発経緯が紹介されています。
開発のきっかけは、当時の女性社員から出た「ポテトチップスを食べるときに口を大きく開けなければならず、食べにくい」という意見でした。
そこで、食べやすい大きさを研究した結果、従来のポテトチップスに対して5/8のサイズが採用されました。単に小さくしただけではなく、ひと口で食べやすい大きさを目指した商品設計だったのです。
5/8は62.5%を意味する
数学的に計算すると、5÷8=0.625です。つまり、元の大きさに対する比率は62.5%になります。
ただし、この数字を商品の重量や袋の内容量が62.5%だったという意味に置き換えるのは正確ではありません。メーカーが説明しているのは、あくまで従来のポテトチップスに対するサイズの比率です。
S&Bと5/8は関係している?
インターネット上では、エスビー食品のアルファベット表記「S&B」と「5/8」の文字の見た目が似ていることも、名前の由来として語られています。
しかし、2019年のエスビー食品の公式発表が説明しているのは、食べやすさを追求した結果としてのサイズ比率です。S&Bの文字との類似については、公式に確認された命名理由とは区別する必要があります。
つまり、5/8という数字には、商品のコンセプトそのものが込められていたわけです。
【販売元と歴史】1979年発売から2003年の販売終了まで
5/8チップの販売元は、カレー粉や香辛料で知られるエスビー食品株式会社(S&B)です。
同社は現在の主力であるスパイス・ハーブ・カレー関連商品だけでなく、かつてはスナック菓子の分野にも進出していました。公式社史によると、1977年に「スナックチップ」を発売してスナック分野に参入し、その2年後の1979年に5/8チップを発売しています。
発売当時の5/8チップは、成型タイプのポテトチップスでした。一般的な袋入りポテトチップスとは異なる商品設計に加え、黒を基調に赤い文字を配置した箱型パッケージも印象的でした。
食品産業新聞社の2024年11月の記事によると、発売時のテレビCMには俳優の西田敏行さんが出演。商品の小ささを視覚的に伝える演出で、従来のスナックチップとは異なるコンセプトを打ち出していました。
5/8チップの歴史と確認できる商品情報
出典:エスビー食品公式社史、同社2019年プレスリリース、日本食糧新聞、食品産業新聞社、週刊女性PRIME。
販売終了については、2003年とする情報が複数のメディアで確認できます。週刊女性PRIMEも、2003年に終売したエスビー食品の商品として紹介しています。
なお、エスビー食品の公式社史には1979年の発売記録が掲載されていますが、2003年の年表には5/8チップの終売について直接の記載はありません。終売年については、報道・商品史資料を合わせて確認する必要があります。
【原材料・価格・内容量】当時の商品スペックはどこまで分かる?
昔のお菓子を調べるときに気になるのが、実際の味や原材料、当時の販売価格です。
5/8チップについては、当時の新聞記事から一部の販売仕様を確認できます。
当時の価格と内容量
日本食糧新聞の2002年8月7日付の商品情報では、「5/8チップ しお味」について、次の仕様が掲載されていました。
- 商品名:5/8チップ しお味
- 内容量:55g
- 容器:箱入り
- 価格:105円前後
- 販売情報:期間限定で10%増量
これは2002年当時の情報です。2026年の販売価格ではなく、現在の中古市場における価格とも異なります。
原材料は何が使われていた?
5/8チップは成型タイプのポテトチップスとして紹介されています。一般的な薄切りポテトチップスとは製法が異なる商品でした。
一方、今回確認できた当時の商品記事やメーカーの歴史資料には、全原材料を網羅した原材料表示や、詳細な栄養成分表までは掲載されていません。
そのため、現在販売されている別のポテトチップスの原材料を、そのまま5/8チップの原材料として紹介することはできません。アレルギーの確認や栄養成分の比較に使える現行の製品情報もありません。
価格・原材料情報の確認状況
| 調査項目 | 確認できる情報 |
|---|---|
| 当時の価格 | 2002年は105円前後 |
| 当時の内容量 | 55g |
| パッケージ | 箱入り |
| 味 | しお味など |
| 製品形態 | 成型ポテトチップス |
| 全原材料 | 詳細な一覧は確認できず |
| 現在の定価 | 現行商品ではないため設定なし |
| 現行の栄養成分 | 確認できず |
【2026年最新】販売店はある?口コミ・評判と復刻の可能性
2026年10月現在、5/8チップを一般のスーパーやコンビニで通常の商品として購入できることを示す販売情報は確認できません。
エスビー食品は現在も食品事業を展開していますが、2023年の小学館「@DIME」の記事では、同社はスナック菓子事業を行っていないと紹介されています。現在の同社の事業紹介でも、スパイス・ハーブ、即席食品、香辛調味料などが中心です。
ネット通販やフリマで買える?
一般的な食品通販で新品の5/8チップを購入するのは難しい状況です。
一方、フリマサービスでは、昔のパッケージやコレクション用の未開封品が出品された例があります。
例えば、過去のメルカリ掲載例には、1992年製造とされた未開封品が16,000円で出品され、売り切れとなったケースがありました。ただし、これは通常の食品販売価格ではなく、古いコレクター商品としての出品例です。出品者自身も食用にしないよう注意を促していました。
製造から数十年経過した食品は、未開封であっても安全に食べられるとは限りません。懐かしさから購入する場合も、パッケージの保存やコレクションを目的とし、食べることは避けるべきです。
口コミ・評判はどうなっている?
現在の口コミを調べるうえで参考になるのが、2023年11月23日に公開された「ランキングー!」の販売終了スナック菓子ランキングです。
この調査は、2023年10月25日に実施されたウェブアンケートで、有効回答者は9,078人。5/8チップは1,140票を獲得して3位に入りました。
紹介されている回答には、次のような評価があります。
- 昔好きだったので、なくなったことが残念。
- 塩加減がちょうどよく、おいしかった。
- 復刻版を発売してほしい。
- 子どものころにお祭りなどで食べた思い出がある。
こうした反応からは、単に珍しい商品だったというだけでなく、味やサイズ、子ども時代の記憶が結び付いた商品だったことがうかがえます。
ただし、このランキングは終売商品への懐かしさや再販売希望を尋ねた調査であり、現在の商品の品質評価や購買満足度を測定したものではありません。
2019年に「5/8」の名前が復活していた?
実は、エスビー食品は2019年に「5/8レトルトシリーズ」という商品を発売しています。
これは欧風カレー、インドカレー、キーマカレー、野菜カレー、ハヤシなどを展開したレトルト食品です。少量でも食事を楽しめるようにする「半分ちょっとがちょうどいい」というコンセプトの商品でした。
2019年2月12日に全国発売され、当時の希望小売価格は税別130円でした。エスビー食品自身がプレスリリースで、1979年発売の5/8チップに由来するコンセプトを紹介しています。
ただし、これはポテトチップスの復刻ではありません。5/8という考え方を別の食品カテゴリーに応用した商品です。
【プロの結論】八分の五チップスを調べるときに押さえたい3つの判断基準
5/8チップをめぐる情報を整理すると、商品名の意味、販売終了の歴史、現在の流通状況を分けて考えることが大切です。
特に、次の3点を押さえておくと、検索結果に混ざる誤情報を見分けやすくなります。
1. 正式名称は「5/8チップ」
「八分の五チップス」は読み方を含めた検索表現としては通じますが、エスビー食品の公式社史に記載された名称は「5/8チップ」です。商品を特定する際は、この表記を優先するのが確実です。
2. 5/8は食べやすさを追求したサイズ比率
S&Bの文字を数字に置き換えたという説だけで理解するのは適切ではありません。メーカーが2019年に公表した開発経緯では、女性社員の意見をきっかけに、ひと口で食べやすい大きさを研究して生まれた商品と説明されています。
3. 2026年の新品販売と中古品を混同しない
過去のパッケージがフリマサイトに出品されていても、現行商品として製造・販売されていることにはなりません。製造時期、保存状態、出品目的を確認することが必要です。
【八分の五チップス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:八分の五チップスの読み方は?
A1:「はちぶんのごチップ」です。正式な商品名はエスビー食品の「5/8チップ」です。
Q2:八分の五チップスは現在も販売されていますか?
A2:2026年10月現在、現行商品としての販売は確認できません。2003年に販売終了したと複数のメディアで紹介されています。
Q3:八分の五チップスの原材料や価格はいくらでしたか?
A3:2002年の商品情報では、しお味55g箱が105円前後でした。全原材料の詳細な一覧は確認できていません。
Q4:5/8という数字にはどんな意味がありますか?
A4:従来のポテトチップスに対して5/8のサイズにしたことが由来です。5/8は62.5%を表します。
Q5:エスビー食品から復刻版は発売されていますか?
A5:2026年10月時点で、5/8チップの復刻発売を裏付ける公式発表は確認できません。2019年には同じコンセプトを取り入れた5/8レトルトシリーズが発売されましたが、ポテトチップスとは別の商品です。
Q6:八分の五チップスと5/8チップスは別の商品ですか?
A6:基本的には同じ商品を指す表記の違いです。正式な商品名を調べる場合は「5/8チップ」を使用すると情報を見つけやすくなります。
まとめ:八分の五チップスは1979年生まれの懐かしいポテトスナック
八分の五チップスとして検索される商品は、エスビー食品が1979年に発売した「5/8チップ」です。
名前の由来は、従来のポテトチップスに対して5/8という食べやすいサイズを採用したこと。女性社員の何気ない意見から生まれた商品開発のエピソードも、メーカーの公式発表で確認できます。
2003年に販売終了したとされ、2026年現在、一般の小売店で新品を購入できる状況にはありません。2002年当時の価格は55g箱で105円前後でしたが、現在の定価や原材料の全容は確認できません。
それでも、2023年の終売スナック菓子ランキングで3位に入るなど、今も復刻を望む人がいることは確かです。
5/8チップは、単に昔あったお菓子というだけではありません。食べる人の小さな不便に着目し、サイズそのものを商品の価値に変えた、エスビー食品のユニークな商品開発の歴史を伝える存在です。
懐かしのお菓子を探す際には、正式名称の「5/8チップ」を手掛かりにすると、当時のパッケージやCM、商品史に関する資料にもたどり着きやすくなります。
主な参考資料:エスビー食品公式社史・沿革、エスビー食品2019年1月21日付プレスリリース、日本食糧新聞2002年8月7日付記事、食品産業新聞社2024年11月2日付記事、週刊女性PRIME、@DIME、ランキングー! (出典: 八 分 の 五 チップス(Yahoo!ニュース))