【1】3回目の副反応は2回目とどう違う?厚生労働省の調査データを比較

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【1】3回目の副反応は2回目とどう違う?厚生労働省の調査データを比較
【1】3回目の副反応は2回目とどう違う?厚生労働省の調査データを比較
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🎵 【1】3回目の副反応は2回目とどう違う?厚生労働省の調査データを比較

3回目接種の副反応を考えるうえで、まず押さえたいのが、2回目と3回目では症状の出方が必ずしも同じではないという点です。

厚生労働省が公表した追加接種後の健康状況調査では、ファイザー社製、モデルナ社製のいずれについても、接種部位の痛みや倦怠感などが多くみられました。発熱は接種翌日に最も多く、3日後にはほぼ消失する傾向が確認されています。

さらに、厚生労働省が紹介した海外臨床試験のデータを見ると、3回目接種後の発熱や倦怠感は、2回目より低い割合になった項目もあります。一方、リンパ節の腫れは増加しています。

以下は、厚生労働省が公表した従来型ワクチンの追加接種に関する資料に掲載された、接種後の主な症状の発現割合です。

副反応ファイザー(2回目→3回目)モデルナ(2回目→3回目)
38℃以上の発熱16.4%→8.7%15.5%→6.6%
倦怠感59.4%→63.7%65.4%→58.7%
頭痛54.0%→48.4%58.8%→55.1%
筋肉痛39.3%→39.1%58.1%→49.1%
関節痛23.8%→25.3%42.9%→41.3%
悪寒37.8%→29.1%44.3%→35.3%
リンパ節の腫れ0.4%→5.2%14.2%→20.4%

出典:厚生労働省「追加接種(3回目)接種に使用するワクチンについてのお知らせ」

調査対象は、ファイザー社製が2回目2,682人・3回目280人、モデルナ社製が2回目14,491人・3回目167人です。対象者の年齢や人数、調査条件が異なるため、メーカー間の単純比較には注意が必要です。また、これらは臨床試験における発現割合であり、すべての接種者に当てはまる数値ではありません。

注目したいのは、3回目で38℃以上の発熱が減少している一方、倦怠感はファイザーでやや増加していることです。つまり、3回目は2回目より必ず軽い、あるいは必ず重いという単純な関係ではありません。

また、リンパ節の腫れは両社とも増加しています。特にモデルナでは14.2%から20.4%へ上昇しており、3回目接種後に脇の下の違和感を訴える人が増える傾向を裏付けています。

【2】副反応はいつから始まり、いつまで続く?発熱・倦怠感の経過

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3回目接種後の副反応は、一般的に接種当日から翌日にかけて現れやすくなります。特に発熱、頭痛、倦怠感、悪寒などの全身症状は、接種翌日にピークを迎えるケースが目立ちます。

厚生労働省の健康状況調査でも、発熱の発現頻度は接種1日後が最も高く、3日後にはほぼ消失していました。

症状の経過を日ごとに整理すると、次のようになります。

  • 接種当日:腕の痛みや接種部位の腫れ、軽い疲労感などが現れることがある。
  • 接種翌日:発熱、倦怠感、頭痛、関節痛、悪寒などが目立ちやすい。
  • 接種2日後:発熱や全身の痛みが徐々に落ち着き始めることが多い。
  • 接種3日後:発熱はほぼ消失する傾向があり、体調が回復してくる人が多い。
  • 接種4日目以降:通常の副反応は軽快する方向に向かう。症状が続く場合は別の原因も考える。

ただし、これは一般的な傾向であり、すべての人が同じ経過をたどるわけではありません。

発熱は何日続く?3日目でも熱がある場合

3回目接種後の発熱は、通常1~2日程度で軽快することが多く、厚生労働省も接種後1~2日以内に起こりやすいと説明しています。

3日目までに熱が下がる傾向はありますが、3日目に微熱が残る人が全くいないわけではありません。大切なのは、熱の高さだけでなく、時間とともに改善しているかどうかです。

一方、接種後2日間以上発熱が続く場合や、症状が重い場合は、医療機関への受診や相談が勧められています。いったん下がった熱が再び上がる場合も、新型コロナ感染症や別の感染症を考える必要があります。

倦怠感・頭痛・関節痛はいつまで続く?

倦怠感は、3回目接種後に比較的多くみられる症状の一つです。体が重い、普段の家事や仕事がつらい、十分に睡眠を取っても疲労感が残るといった形で現れます。

頭痛は発熱や悪寒と一緒に起こることがあり、関節痛や筋肉痛は全身のだるさを強める原因にもなります。

厚生労働省によると、こうした症状の多くは数日以内に軽快します。接種当日と翌日は無理な予定を避け、水分補給と休息を優先することが基本です。

なお、接種後10日以上症状が続いた人についての実態調査では、3回目接種後の対象者4,323人のうち65人(1.50%)が10日目以降も症状を報告し、31日以上続いたとの報告は5人(0.12%)でした。

この調査は接種後の症状を把握したもので、長引いた症状とワクチンとの因果関係を確定するものではありません。長引く不調をすべて通常の副反応として片付けず、必要に応じて診察を受けることが大切です。

【3】ファイザーとモデルナで副反応は違う?リンパ節の腫れにも注目

3回目接種では、ファイザーとモデルナのどちらを選ぶかによって副反応の傾向が異なる場合があります。

ファイザー3回目の副反応

ファイザー社製ワクチンの3回目接種では、接種部位の痛み、倦怠感、頭痛などが主な症状として報告されています。

厚生労働省が示した臨床試験データでは、倦怠感は63.7%、頭痛は48.4%、38℃以上の発熱は8.7%でした。2回目と比べると、発熱や頭痛の割合は低下した一方、倦怠感はやや増加しています。

また、リンパ節症は0.4%から5.2%へ増加しました。発熱が少なくても、脇の下に腫れや痛みが出る可能性がある点は覚えておきたいところです。

モデルナ3回目の副反応

モデルナ社製ワクチンでは、接種部位の痛み、倦怠感、頭痛、筋肉痛などが多く報告されました。

臨床試験の発現割合は、倦怠感58.7%、頭痛55.1%、38℃以上の発熱6.6%でした。2回目と比べて発熱や全身症状の割合は低下した項目が多くなっています。

一方、リンパ節の腫れは14.2%から20.4%に増加しています。脇の下の痛みや圧迫感などが気になる場合は、接種した側のリンパ節が反応している可能性があります。

3回目接種後のリンパ節の腫れは危険?

ワクチン接種後には、免疫反応に伴って接種した側の脇や首のリンパ節が腫れることがあります。触ると痛い、脇の下に小さなしこりがある、腕を動かすと違和感があるといった症状が代表的です。

厚生労働省は、接種後のリンパ節腫脹について、時間の経過とともに自然に治ることが多いと説明しています。

ただし、腫れが長期間続く、急速に大きくなる、強い痛みや発赤、発熱を伴うといった場合には、医療機関で確認してもらうことが適切です。

また、乳がん検診やマンモグラフィーを受ける際には、接種した時期と腕を医師に伝えることが勧められています。ワクチン接種に伴うリンパ節の腫れが、画像検査で別の異常と誤認される可能性があるためです。

【4】副反応と新型コロナ感染症はどう見分ける?判断のポイント

接種翌日に発熱した場合、ワクチンの副反応なのか、たまたま新型コロナウイルスに感染したのか、判断に迷うことがあります。

両者は発熱や倦怠感など共通する症状があるため、症状だけで確実に見分けることはできません。ただし、発症時期や呼吸器症状の有無は判断材料になります。

副反応を疑いやすい症状

接種後1~2日以内に発熱や頭痛、悪寒、筋肉痛、関節痛、倦怠感が始まり、数日以内に改善していく場合は、一般的な副反応の経過と一致します。

感染症を疑うべき症状

厚生労働省のQ&Aでは、発熱に加えて咳、咽頭痛、鼻水、味覚・嗅覚の異常、息切れなどが新たに始まっていないかを確認するよう説明しています。こうした呼吸器症状は、通常のワクチン副反応では起こりにくいものです。

特に、次のような状況では感染症の検査や医療機関への相談を検討してください。

  • 接種後数日たってから新たに発熱した。
  • 咳や喉の痛み、鼻水などが目立つ。
  • 身近な人に新型コロナ感染者がいる。
  • 発熱が長引く、または一度下がった熱が再び上昇した。
  • 息切れや呼吸の苦しさがある。

発熱の原因が分からない場合には、抗原定性検査キットなどを活用する方法もあります。ただし、検査結果が陰性でも感染を完全に否定できるとは限りません。症状や接触歴を踏まえて判断することが必要です。

副反応と感染症が同時期に起こる可能性もあります。「接種したばかりだから熱は副反応だ」と決めつけないことが重要です。

【5】受診すべき副反応とは?心筋炎・心膜炎の注意症状

新型コロナワクチン接種後に多い発熱や倦怠感は、通常は一過性です。しかし、ごくまれに重い副反応を疑う症状が現れることがあります。

心筋炎・心膜炎に注意したい症状

ファイザー社製やモデルナ社製などのmRNAワクチンでは、接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。

厚生労働省によると、特に思春期や若年成人、女性より男性で報告が多い傾向があります。接種後4日程度の間に、次のような症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。

  • 胸痛:胸の中央や左側に痛み、圧迫感がある。
  • 動悸:心臓が激しく打つ、脈が乱れる。
  • 息切れ:普段なら問題のない動作でも呼吸が苦しくなる。
  • むくみ:心機能の異常に伴う可能性がある。

胸痛や息切れがある場合は、発熱などの一般的な副反応と同じように自宅で経過を見るべきではありません。強い胸痛、呼吸困難、意識障害などがある場合は救急要請も検討してください。

心筋炎・心膜炎は頻度としてはごくまれですが、早期に診断することが重要です。

医療機関に相談したいその他の症状

心臓に関する症状以外にも、次のような場合は医療機関への相談を検討してください。

  • 接種後2日間以上、発熱が続いている。
  • 痛みや倦怠感が強く、日常生活に大きな支障が出ている。
  • 水分が十分に取れず、脱水が疑われる。
  • リンパ節の腫れや痛みが改善しない。
  • 接種後に発疹、顔や喉の腫れ、呼吸困難などが出た。

特に顔や喉の急激な腫れ、呼吸困難などはアナフィラキシーの可能性があるため、直ちに救急対応が必要です。

副反応疑い報告制度は何を調べている?

厚生労働省は、医療機関や製造販売業者から副反応を疑う症例を収集し、厚生科学審議会の専門家による評価を行っています。

ここで重要なのは、副反応疑い報告の件数と、ワクチンが原因で発生した副反応の確定件数は同じではないということです。

報告には、ワクチンとの因果関係が不明なものや、偶発的に発生した可能性のある症例も含まれます。報告されたという事実だけで、ワクチンが原因だったと判断することはできません。

2026年10月23日には、第114回厚生科学審議会の副反応検討部会が開催され、新型コロナワクチンの接種状況や副反応疑い報告が議題となりました。2026年も安全性の評価と情報公開は継続されています。

なお、副反応疑い報告制度と健康被害救済制度は別の仕組みです。報告制度で因果関係が評価されなかった場合でも、救済制度では異なる考え方に基づいて審査されることがあります。

【6】2026年最新のコロナワクチン副反応情報と接種制度の変化

2026年の新型コロナワクチンを理解するには、3回目接種が盛んに行われた2021~2022年当時との違いを知っておく必要があります。

当時の3回目接種は、主に従来型のファイザー社製・モデルナ社製ワクチンによる追加接種でした。その後、オミクロン株対応ワクチンなどが導入され、接種する製剤や対象者、制度が変化しています。

2026年度は5種類のワクチンが定期接種に使用される

2026年10月から始まった定期接種では、流行株に対応した5種類のワクチンが使用されています。

  • ファイザー社:コミナティ
  • モデルナ社:エムネクスパイク
  • 武田薬品工業:ヌバキソビッド
  • 第一三共:ダイチロナ
  • Meiji Seika ファルマ:コスタイベ

2026年9月1日付で公表された日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の共同見解では、XFGやNB.1.8.1などの流行株に対応する製剤について説明されています。

2026年度の定期接種対象は、原則として65歳以上の人と、心臓・腎臓・呼吸器などに一定の重い障害がある60~64歳の人です。費用は原則有料となっています。

2025年秋のワクチンではどのような副反応が報告された?

2026年9月の3学会共同見解では、2025年秋に使用されたLP.8.1対応ファイザー製ワクチンについて、38℃以上の発熱3.8%、倦怠感30.2%、頭痛18.9%、筋肉痛11.3%というデータが紹介されています。

これは2021~2022年の3回目接種時の臨床試験データとは、対象者や製剤、調査条件が異なります。そのため、単純に「3回目より2025年製剤の方が副反応が少ない」と比較することはできません。

一方で、2026年度の最新製剤についても、接種部位の痛みや発熱などの一過性の反応が起こることは公表資料に記載されています。製剤ごとの特徴や最新の添付文書を確認することが大切です。

2026年も副反応疑い報告の監視は継続

厚生労働省の2026年10月23日の審議会資料では、2025年10月から2026年6月までに報告された新型コロナワクチンの副反応疑い事例が整理されています。

こうした資料は、接種後に生じた症状を把握し、安全性を継続的に評価するためのものです。報告件数には因果関係が未確定の症例や重複の可能性がある症例も含まれるため、単純な発生率として扱うことはできません。

2026年時点で確認したいのは、過去の3回目接種の経験だけで現在のワクチンを判断しないことです。使用する製剤が変われば、副反応の発現割合や対象者も異なります。

【コロナ三回目副反応】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:コロナワクチン3回目の副反応は2回目より強いですか?
A1:一概にはいえません。厚生労働省が紹介した臨床試験データでは、3回目の発熱や頭痛は2回目より低い割合だった一方、ファイザーの倦怠感は59.4%から63.7%に増加しました。また、リンパ節の腫れも増加する傾向がありました。

Q2:3回目接種後に3日目でも熱がある場合は大丈夫ですか?
A2:3日目には発熱がほぼ消失する傾向がありますが、個人差があります。厚生労働省は、接種後2日間以上発熱が続く場合や症状が重い場合に、医療機関への受診・相談を勧めています。咳や喉の痛みなどがあれば感染症の可能性も考えてください。

Q3:接種後に脇の下のリンパ節が腫れたら病院に行くべきですか?
A3:接種した側の脇のリンパ節が腫れることは、ワクチン接種後に起こり得る反応です。多くは時間の経過とともに自然に改善します。ただし、腫れが長引く、急速に大きくなる、強い痛みや発熱を伴う場合は医療機関で診察を受けてください。

まとめ:【プロの結論】3回目の副反応は症状の種類と経過で判断する

コロナワクチン3回目接種後の副反応は、2回目と比べて一律に強くなるわけではありません。厚生労働省の公表データでは、発熱や頭痛などが減少した項目がある一方、倦怠感やリンパ節の腫れは増加したケースも確認されています。

特に覚えておきたいポイントは次の3つです。

  • 発熱のピークは接種翌日:3日後にはほぼ消失する傾向があるが、長引く場合は医療機関に相談する。
  • リンパ節の腫れは3回目で増加する傾向:多くは自然に改善するが、長引く場合や悪化する場合は診察を受ける。
  • 胸痛・動悸・息切れは見逃さない:心筋炎や心膜炎の可能性を考え、速やかに医療機関を受診する。

また、2026年は接種制度や使用製剤が当時と大きく変わっています。2021~2022年の3回目接種データは、当時の副反応の傾向を理解するうえで有用ですが、現在のワクチンの発現割合をそのまま示すものではありません。

【プロの結論】副反応を判断するときに最も大切なのは、単に熱が何度あるかではなく、接種から何時間・何日経過したか、症状が改善しているか、呼吸器症状や胸部症状が加わっていないかを確認することです。一般的な経過から外れる症状を我慢せず、早めに医療機関へ相談することが、自分の健康を守るための確かな判断基準になります。

主な参考資料:厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」「新型コロナワクチンの追加接種後の健康状況調査」「追加接種(3回目)接種に使用するワクチンについてのお知らせ」、第114回厚生科学審議会副反応検討部会資料、日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会「2026年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解」。

編集上の重要な補足: 3回目接種の比較表は厚生労働省が紹介した臨床試験データ、発症時期・回復傾向は国内の健康状況調査に基づいています。2026年度の製剤と過去の3回目接種の数値を混同しない構成にしています。 (出典: コロナ 三回目 副反応(Yahoo!ニュース))